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軽度認知障害に対する多施設共同医師主導治験 COMCID study開始について

2015年5月26日

国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:橋本信夫、略称:国循)の脳神経内科 猪原匡史医長を中心とする研究グループは、治験調整事務局を当センターに設置し、軽度認知障害(MCI,200症例)を対象とした全国規模、多施設共同での「軽度認知障害患者に対するシロスタゾール療法の臨床効果並びに安全性に関する医師主導治験(COMCID study)」を開始することとなりました。当センターは他施設に先駆け、2015年5月25日より、脳神経内科 長束一行部長を治験責任医師として本治験を開始いたしました。

この治験は、脳梗塞再発予防薬として広く用いられている抗血小板薬「シロスタゾール」が認知症の進行予防にも有効であることを明らかにした先の臨床研究の成果に基づくものです(Ihara M, et al. PLOS ONE 2014)。また、研究グループは、シロスタゾールが、認知症の多くの脳で蓄積が見られる老廃物(βアミロイド)を脳外に流し去る作用を有することを前臨床試験で既に見出しています(Maki T, et al. Ann Clin Trans Neurol 2014)。

認知症とその予備軍とされる軽度認知障害(MCI)を合わせると、現在わが国で既に800万人を超え、その進行を阻止する手法の開発が世界中で行われています。いくつかの対症療法は存在しますが、認知機能の低下そのものを根本的に食い止める手法はまだ見つかっていません。よって、研究グループは、シロスタゾールがMCIから認知症への進行を防ぐ有効な手立てとなるかどうかを本治験で確認したいとしています。

参加が既に決定している施設は、当センターに加えて、京都医療センター,東京都健康長寿医療センター,大阪市立総合医療センター,倉敷中央病院,三重大学医学部附属病院,宇多野病院,神戸大学医学部附属病院,順天堂大学医学部附属浦安病院,八千代病院,南京都病院(順不同)の11施設で、さらに数施設の参加が見込まれています。

http://www.ncvc.go.jp/hospital/pro/info/neurovascular/

のページよりCOMCID概要をご確認頂いた上でお問い合わせ下さい 

最終更新日 2015年05月26日

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