国立循環器病研究センター

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医療人の育成

先輩紹介: 予防健診部

厚生労働省 医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課 課長補佐
渡邉琢也

先輩プロフィール

出身地
北海道
出身校
福井大学
卒業年度
2006年(平成18年)
座右の銘
人間万事塞翁が馬
大阪でのお気に入りの場所
万博記念公園の太陽の塔

国循でのキャリア

2012年4月~2014年3月
重症心不全・移植部(現・移植医療部)専門修練医
2014年4月~2016年3月
予防健診部 専門修練医

◆なぜ重症心不全・移植部及び予防健診部を志望されたのですか?

患者さんが目に見えて「治療に反応して元気になる」急性期の循環器医療に魅力を感じ、循環器内科医を志しました。高度な心機能の低下や機械的補助循環を要する、治療に抵抗性の患者さんも救いたいという気持ちから重症心不全・移植部を志望しました。限られたエビデンスしかない環境の中で新たなエビデンスを創出するためには、疫学的な考え方を学ぶ必要があると感じ、更に予防健診部で学ぶことを志望しました。

◆なぜ国循で研修を受けようと思ったのですか?

予防診療から重症の心不全診療までの循環器疾患の幅広い分野において日本をリードする施設であり、また、教育施設としても歴史があり循環器診療を学ぶ上で貴重な機会となると考えました。予防健診部は、都市型住民を対象とした前向きコホート研究(吹田研究)を行い、疫学的な思考とその実践を学ぶことができる数少ない場です。また、予防健診部では臨床研究・疫学を学ぶための連携大学院に入学することができ、更に予防医学・疫学情報部、循環器病統合情報センターとの連携もあり臨床研究に必要な統計学を学ぶことができると考えました。

◆先生にとって国循はどのようなところですか?

学びと経験、そして仲間ができる場所。循環器診療に関する様々なことを学びたいという気持ちから国循での研修を受けました。実際に研修を終えた時に、循環器診療に関する知識の習得や経験に加えて、熱意ある指導医、同僚、後輩医師そして診療業務に関わるスタッフの方々との出会いが、医師としての視野を広げることにつながると感じています。更に、国立高度専門医療研究センターである国循では、医療現場と行政との関わりなど医師としての幅広い経験をすることができる環境と考えます。

◆国循での研修を検討されている皆様へ一言

循環器診療を体系的に学びたい、循環器診療の中でのサブスペシャリティを身につけたい、臨床研究を実施する知識と技術を学びたい、など様々な動機づけから国循での研修を考えている方がいると思います。積極的に自ら目的を持ち学ぶことで、国循ではどの分野においても最先端の知識と技術そして仲間を得ることができる環境であると考えます。是非、国循の門を叩いてください。


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最終更新日:2021年10月05日

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