研究所について
研究所長ご挨拶
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研究所長 塩島 一朗 |
望月直樹先生の後任として2025年4月より国立循環器病研究センター研究所長を拝命しました
塩島一朗です。
国立循環器病研究センターの理念(「高度専門医療研究センターとして循環器疾患の究明と制圧に挑みます」)および基本方針3(「研究所と病院が一体となって循環器病の最先端の研究を推進します」)に示されているように、研究所の使命は循環器疾患の病態を明らかにするとともに、新たな診断・治療法の確立に貢献できるような研究を推進することです。現在研究所は基礎医科学部門・病態医科学部門・先進医工学部門・研究推進支援部門・共同研究部門の5部門に属する16の部と1つの独立型研究室から構成されており、個々の研究室の多様性を保ちつつ全体として最先端の循環器病研究を推進できる体制になっています。
日本の基礎研究力低下が多くの分野で指摘されており、循環器領域も例外ではありません。研究予算の減少、研究者数の減少、研究にさけるエフォートの減少など、種々の要因がその背景にあると言われています。その一方で、マルチオミックス解析やシングルセル解析などの技術の発展がライフサイエンス研究の可能性を拡大していることも間違いありません。将来の循環器研究を担う人材を育成するためのシステムを構築すること、また、新しい技術をいち早く取り入れて活用できるようにすることも研究所に求められていると思います。引き続き皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
研究所長 塩島一朗 令和7年4月1日
研究所長 略歴
1986年3月 | 東京大学医学部医学科 卒業 |
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1986年6月 | 東京大学医学部附属病院 研修医 |
1988年6月 | 三井記念病院循環器内科 医員 |
1991年6月 | 東京大学医学部附属病院第三内科 医員 |
1993年4月 | 東京大学大学院医学系研究科博士課程 入学 |
1997年3月 | 東京大学大学院医学系研究科博士課程 修了 |
1997年4月 | 東京大学医学部附属病院第三内科 医員 |
1998年10月 | 東京大学医学部附属病院循環器内科 助手 |
1999年8月 | タフツ大学医学部 Research Fellow |
2001年12月 | ボストン大学医学部 Research Associate |
2003年11月 | ボストン大学医学部 Assistant Professor |
2004年5月 | 千葉大学大学院医学研究院循環病態医科学 助手 |
2004年11月 | 千葉大学大学院医学研究院心血管病態解析学 助教授 |
2009年3月 | 大阪大学大学院医学系研究科先進心血管治療学 准教授 |
2010年9月 | 大阪大学大学院医学系研究科心血管再生医学 准教授 |
2012年4月 | 関西医科大学内科学第二講座 教授 |
2025年4月 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター 研究所長 |
最終更新日:2025年04月11日