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病態代謝部

研究概要

私たちは、循環器疾患を引き起こす脂質異常症の成り立ちや動脈硬化症が起こるメカニズムを明らかにすること、動脈硬化症の予防や治療につながる新しい方法を開発することを目的として、基礎研究、臨床研究、トランスレーショナルリサーチ(基礎研究と臨床研究の橋渡し)を行っています。

脂質異常症の原因には、食生活などの生活習慣に加えて遺伝があります。私たちは、その遺伝素因の中でも最も重要な「家族性高コレステロール血症」について診療・研究・教育・社会活動を行っています。家族性高コレステロール血症は、生まれた時から血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高く、若い時から動脈硬化が進行し、30歳代や40歳代という若い年齢で狭心症や心筋梗塞を発症することも少なくありません。このような患者さんが早く正確に診断され、適切な治療を受けられるように様々な活動を行っています。

私たちは、家族性高コレステロール血症の原因となる遺伝子の解析を行い、 臨床診断に役立てるとともに、特に動脈硬化が進みやすい例を見つけ、その発症を予防する試みを行っています。また、コレステロール代謝に関わる新しい遺伝子を探索する研究も行っています。さらに、全国の施設との共同研究のもとに、家族性高コレステロール血症の診療ガイドライン作成にも関わっています。

また、善玉コレステロールと呼ばれるHDLの研究も行っています。最近ではHDLコレステロールの「量」よりもその「質」や「機能」がより重要と考えられています。私たちは様々な患者さんにおけるHDLの「質」を評価し、新しい動脈硬化の治療法の開発につなげたいと考えています。

最後に脂質異常症の中でも特に重症である家族性高コレステロール血症ホモ接合体等の難治性疾患を対象として、分子を標的とした核酸医薬の開発を行っています。これらの技術が、早く臨床の場で役立てることができるように、一同、一生懸命頑張っています。

研究テーマ

  1. 家族性高コレステロール血症の遺伝子解析
  2. 循環器疾患に対する核酸医薬を用いた新しい治療法の開発
  3. HDL機能に関する研究

最終更新日 2016年07月01日

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