国立循環器病研究センター

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広報活動

純国産・感染対策用高機能レスピレータマスク「LUFKA™」医療従事者向け販売開始のお知らせ

令和3年6月7日
国立循環器病研究センター

国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:大津 欣也、略称:国循)の西村邦宏予防医学・疫学情報部長及び白石公教育推進部長は、ニプロ株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長:佐野 嘉彦、以下ニプロ)と、ダイキン工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長兼CEO:十河 政則)と、株式会社クロスエフェクト(京都府京都市、代表取締役:竹田 正俊)との四者による開発チームを結成し、高機能マスクの共同開発を行ってまいりました。
この度、共同開発したマスクについて、ニプロより、エアロゾルによる感染対策を目的とした純国産・感染対策用高機能レスピレータマスク「LUFKA™」(以下「ルフカ」)を、2021年6月7日から販売開始することとなりましたので、お知らせいたします。
ルフカは、「本体」と、取り替え可能な「プリーツパックフィルタ」の2種類の部材を組み合わせて使用するもので、いずれにもアルコールなどの消毒剤で除染することで繰り返し使用可能な材質を採用しています。国循において評価試験を実施した結果、呼吸のし易さや装着部分における皮膚刺激の少なさにおいて高評価を得られたため、このたび国内の医療従事者向けにニプロより販売を開始するに至りました。なお、「本体」の月産数量は6月400個、7月以降2,000個、「プリーツパックフィルタ」の月産数量は6月以降4,000個の予定です。

<参考プレスリリース>

2020年9月2日「純国産・医療用高性能マスクの共同開発開始」
http://www.ncvc.go.jp/pr/release/20200902_press.html
2021年3月9日「純国産・医療用高性能マスクの共同開発について~量産試作品の院内評価開始~」
http://www.ncvc.go.jp/pr/release/20210309_press2.html

<性能>

本マスクの開発は、医療現場ニーズを起点として国循内のオープンイノベーションラボを活用し、共同開発に成功したものです。国循は、今後とも産学官連携・異分野融合を促進し、次世代の医療機器、医薬品、ヘルスケア事業の創出へとつなげることを目指します。

本マスクの開発は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和2年度医療研究開発推進事業費補助金(補助事業名:ウイルス等感染症対策技術開発事業(実証・改良研究支援)、研究開発課題名:新型コロナウイルス感染防止用新型高機能マスク(N95相当)の開発および実証化に向けた研究)のもとで実施しました。

最終更新日 2021年06月07日

最終更新日:2021年09月26日

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