国立循環器病研究センター

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広報活動

循環器病予防のためのおいしい減塩食レシピコンテスト 「第5回S-1g(エス・ワン・グランプリ)大会」を開催します ※ “Salt(塩)を1食1g減らそう(-1g)”を表したものです。

令和3年3月22日
国立循環器病研究センター

国立循環器病研究センター(以下、国循)と医薬基盤・健康・栄養研究所(以下、医薬健栄研)は医療や健康分野における課題解決などを加速するために、連携協定を結びました。本提携による活動の一環として、国循と医薬健栄研の共催で循環器病予防を目的とした"おいしく"・"減塩"のお弁当レシピを全国規模で発掘するコンテスト「第5回S-1g(エス・ワン・グランプリ)大会」を開催します。

おいしい減塩食の普及を図るかるしおプロジェクトでは、国循の病院食を起源とする「かるしおレシピ」本、おいしい減塩食品市場展開を促進させる「かるしお認定制度」、そしておいしい減塩食をみんなで考えるS-1g大会など、さまざまな事業・啓発活動を行っています。第5回S-1g大会では「みんなが作りたくなるような見た目も楽しめるおいしい減塩のお弁当」をテーマに2021年5月10日からレシピを募集します。

実施の背景

循環器疾患(心疾患・脳血管疾患・高血圧など)の予防や治療の予後にはまず食塩の摂取量を減らすことが必要です。世界的にみても日本人の平均食塩摂取量は1日当たり約10gと未だ高く、死因の第2位が心疾患となっています(2019年人口動態統計より)。

さらに、昨今の新型コロナウィルス感染症による日常生活への影響は大きく(かるしおHPインターネット調査より)、我が国では緊急事態宣言以降、間食が増えた者が最も多く、調理済みの食品の利用が5割以上であったことからも示唆されるように、摂取栄養素の偏りが懸念されます。我が国は世界の中でも自然災害のリスクが高く、災害時・緊急時(パンデミック含む)の食事においても食塩やエネルギーをコントロールした食事をとることは容易ではありません。また、2021年は東日本大震災から10年目を迎え、節目の年でもあります。過去の災害をふり返り、日頃から利用している保存のきく食材を、災害時・緊急時のために少し多く備えて、使った分だけ新しく買い足す循環備蓄(ランニングストック、ローリングストック)に慣れていただくことも大切です。

第5回となる本大会では、持ち運び可能なお弁当で、いつでもおいしい減塩食が食べられるレシピを考案する機会を創出するために、全国からお弁当レシピを公募します。一般・学生部門だけではなく、災害栄養部門を新たに設けました。また、北大阪健康医療都市(愛称:健都)での市民による投票を行うなど、地域と連携した取組も進めていきます。

「第5回S-1g(エス・ワン・グランプリ)大会」概要

•主催:国立循環器病研究センター
•共催:医薬基盤・健康・栄養研究所
•募集部門:一般部門、学生部門、災害栄養部門
•応募期間:2021年5月10日(月)~2021年7月9日(金)正午まで
•応募特典:抽選200名にかるしおランチボックスをプレゼント
•1次選考(書類審査):2021年9月上旬
•最終選考(実技審査):2021年12月18日(土)
 (※新型コロナウイルス感染症対策に十分に配慮した上で実施いたします)
•会場:大阪ガス ハグミュージアム(大阪府大阪市西区)
•受賞レシピ特典:賞金(最高20万円)授与、国循HP掲載、グッズ授与など

最終更新日 2021年03月22日

最終更新日:2021年09月26日

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