国立循環器病研究センター

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新型コロナウイルスから、あなた自身や患者さんをどう守るか:日本高血圧学会メンバーが分かりやすく解説

令和2年5月22日
国立循環器病研究センター

国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:小川久雄、略称:国循)の豊田一則 副院長を含めた特定非営利活動法人日本高血圧学会(理事長:伊藤裕 慶応義塾大学教授)のメンバーが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症蔓延下での全身血管病予防のノウハウを、分かりやすくまとめてYouTubeに配信しました。どなたでも自由に視聴できます。

この企画の経緯

COVID-19感染症が国内でも流行し始めて、早くも3か月が経とうとしています。国循にも多く通院されている高血圧症の患者さん、脳卒中や心臓血管病の患者さんも、ふだんの生活スタイルを制限された難しい環境の中で、ご自身の健康を保ち、病気を予防することに、いろいろと苦労されていると思います。
 今回の企画は、一般市民向けの「日本高血圧学会がおくる あなたのための新型コロナウイルス対策(全7話)」と実地医家向けの「日本高血圧学会がおくる実地医家のためのCOVID-19対策(全10話)」に大きく分けて、全国の専門家がきれいなスライドと絶妙の語り口で、それぞれの回を10分程度でまとめています。

内容

一般市民向けのシリーズは、5月5日よりYouTubeに配信されています。日本高血圧学会のHP<https://www.jpnsh.jp/>からもアクセスできます。高血圧をお持ちの患者さんが、COVID-19感染症蔓延下でどのように健康を維持すればよいか、とくに注意すべき点は何かを、解説しています。
 実地医家向けのシリーズは5月22日よりYouTubeに配信されています。一般市民の皆さんが視聴しても良く分かるよう、平易な内容でまとめています。国循からは豊田副院長が、「COVID-19と血栓症・脳卒中」の主題で、
〇 COVID-19感染症の患者は脳卒中・血栓症を起こし易いか?
〇 COVID-19感染症の患者にはなぜ血栓が出来易いのか?
〇 脳卒中患者はCOVID-19感染症を発症し易いか? 重症化しやすいか?
〇 COVID-19パンデミック下で脳卒中患者が注意する点は何か?
という4つの疑問に答えています(図1)。
私たちメンバーが知り得たCOVID-19感染症対策のノウハウを、一般市民や開業医の皆様、その他多くの医療関係者に、なかなか対面でお伝え出来ないのが、現在の大きな問題です。そのような中で、多くの方が簡単に利用できるYouTubeを用いて、皆さんと知識を共有し、万全の全身血管病予防が出来ればと願います。

このシリーズの視聴方法

  1. YouTube < https://www.youtube.com/ > を開き、「日本高血圧学会」で検索してください。上位に登載されています。
  2. 日本高血圧学会のHP<https://www.jpnsh.jp/>を開き、トップページの「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報」からアクセスしてください。

<図1.>
実地医家向けのシリーズ 5. 「COVID-19と血栓症・脳卒中」(豊田担当)のスライドより
(ここに記載された文章は、おもに海外のデータに基づく見解である)

最終更新日 2020年5月22日

最終更新日:2021年09月26日

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