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救急隊×ドクターヘリ×国循 連携による急性心筋梗塞の迅速な治療

2020年2月21日
国立循環器病研究センター

国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:小川久雄、略称:国循)では、新センター移転後に屋上に新設されたヘリポートを活用しています。
2020年2月20日にヘリポート利用18例目となる患者が、ドクターヘリにより当院に救急搬送されてきました。発症早期の急性心筋梗塞でした。

急性心筋梗塞は、心臓を養う血管である冠状動脈の急激な閉塞によって心臓の筋肉に血液が流れなくなる病気です。その結果、不整脈が発生し突然死することもあれば、閉塞した先の血管に養われていた心臓の筋肉に大きなダメージをきたすと心臓の機能が弱くなりショック状態に至ることもあります。また、後遺症として心不全を発症しやすくもなります。すなわち、一刻も早く救急車を呼んで循環器専門病院を受診し、緊急でカテーテル検査を行い、閉塞した冠状動脈をできるだけ早く開通させるカテーテル治療が必要です。

現場の救急隊と大阪大学医学部附属病院高度救命救急センターが運用する大阪府ドクターヘリと国循の連携により心筋のダメージが最小限となる国際ガイドラインの目標である発症2時間以内にカテーテル治療を行うことができました。
発症早期に急性心筋梗塞のカテーテル治療を行うためには救急隊が現場に到着した時点で残された時間が限られていることから、救急車で現場から搬送するよりもドクターヘリの機動性を活かすことで、カテーテル治療の恩恵を受けることができる機会が増えます。
今後もこのような救急隊とドクターヘリと国循の連携により、多くの急性心筋梗塞患者が発症早期の循環器専門病院での治療により後遺症を軽減できる対応が増えて行くことが期待されます。

写真:2020年2月20日ドクターヘリ受け入れ時の写真

最終更新日 2020年2月21日

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