国立循環器病研究センター

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ご好評いただき25万部突破いたしました!「国循の美味しい!かるしおレシピ」

国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:橋本信夫、略称:国循)が販売したレシピ本「国循の美味しい!かるしおレシピ~0.1mlまで量れる!かるしお(軽塩)スプーン3本セットつき」(セブン&アイ出版)の発行部数が、昨年12月の発刊以来5ヶ月で累計25万部に達しましたのでお知らせいたします。

「かるしおTM」とは、塩を軽く使ってうまみを引き出す、減塩の新しい考え方です。国循が入院患者さんに出す通常の食事は、1日の塩分摂取量が合計6グラム未満(1食2g未満)となる減塩食ですが、京都の割烹などで修行した調理師長が京料理の手法を取り入れて開発した独自メニューは、しっかり味があっておいしいという評判をいただいてきました。

国循の美味しい!かるしおレシピ~0.1mlまで量れる!かるしお(軽塩)スプーン3本セットつき

本著は、それらのメニューから73品を紹介していますが、単なるレシピ本としてではなく、心筋梗塞や脳卒中などの循環器病の予防における減塩の重要性を啓発するという目的で出版しました。循環器病の背景には高血圧があることが多く、高血圧を予防するには、まず塩分摂取量を減らすことが必要と考えたためです。

出版以降、2月26日~3月1日の間Amazon総合1位になるなど、大きな反響がありました。読者からは「今まで作っていた料理の調味料の使いすぎがわかった」「糖尿病で減塩食が必要になり購入したが、塩分が少なくても美味しくいただくことができた」「特別な材料はいらないので作りやすかった」「少量の計量ができるスプーンが付いていることが嬉しかった」などの感想をいただきました。

国循では、今後も日本人全体の血圧を下げ循環器病の患者を減らすことを目的とした、出版や弁当事業、各種イベントなど多面的な活動を推進して参ります。

ご当地グルメかるしおレシピプロジェクト

「国循の美味しいかるしおレシピ」の出版を契機として、塩分控えめで健康的だけども味はいまひとつという「従来型減塩食」に代わり、塩を減らすことにより素材のうま味を引き出し、カロリーも控えめだけども美味しいという「かるしおレシピ」の考え方が予想以上に脚光を浴びていることがわかりました。

これを機会に、国循では、各地域の特産品(野菜、肉、魚等)を活用して、地域・街ぐるみで"美味しい"健康食を作り、盛り上げようとする地方を応援するために、「ご当地かるしおレシピプロジェクト(仮称)」を今年度から開始しようと計画しています。国循が、今夏に、各地域から「ご当地かるしおレシピ」を公募し、その中から一定水準を満たすものを選定・発表するとともに、選ばれた各地域の「ご当地かるしおレシピ」と関連料理・食材を全国に推奨するお手伝いをしようというプロジェクトで、現在、関係省庁・団体や協力企業と詳細を詰めています。

つきましては、ご関心のある地方自治体、医療関係者、栄養士会、農林水産団体、外食事業者、企業・商工会議所等関係者の方々のご提案をお待ちしています。それらも参考にさせていただき、プロジェクトの詳細が決まり次第記者発表を行い、本年夏を目途に正式に公募をさせていただく予定です。

「ご当地かるしおレシピプロジェクト」の詳細については下のバナーからご覧ください。

ご当地グルメかるしおレシピプロジェクト

ご当地かるしおレシピプロジェクト

最終更新日 2013年05月14日

最終更新日:2021年09月28日

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