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人工臓器部

超小型呼吸循環補助システム

当センターでは、1990年代初頭より、耐久性に優れた小型人工肺の開発を続けており、抗血栓性に優れた表面処理技術の開発と合わせて製品化に繋げている。しかしながら、従来臨床で用いられている呼吸循環補助回路は、6時間の承認を受けた人工肺や血液ポンプを組み合わせたものとなっている。そのため、性能低下や血栓に関わる合併症などの問題から、数日以内の頻繁な交換を余儀なくされている。インフルエンザ等による重症呼吸不全や重症心不全症例に対して、救命救急から長期にわたって、患者の心肺機能が回復するまで、もしくは更なる治療へ橋渡しするための手段が求められている。当センターでは、耐久性に優れるデバイスや計測機器等をコンパクトに統合することで、2週間以上の連続使用も可能な抗血栓性をもつ、可搬性に優れた超小型呼吸循環補助システムの実用化を進めている。導入時の迅速性を高めることで救命救急などの使用機会も増え、長期連続使用が可能となることで交換リスクの軽減や治療成績の向上が期待されるシステムである。

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図:(左)静動脈バイパスによる呼吸循環補助の概要、(中央)超小型呼吸循環補助システムの試作品、(右)搬送使用例

最終更新日 2016年07月01日

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