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分子生物学部

研究概要

ヒトの体は、37兆個の様々に分化した細胞により構成されていますが、それらは全て同じゲノム(遺伝情報)を持ちます。性質の異なる細胞への変化、その性質を維持するためには、DNAのメチル化、ヒストン等のタンパク質の翻訳後修飾、クロマチン(染色体)の構造変化といった、エピジェネティック機構により、ゲノム上の個々の遺伝子が組織特異的、分化特異的、状況特異的に発現されることが重要です。これまで、先天性心疾患を含む循環器疾患の原因として様々な遺伝子の変異が発見されてきました。しかし、近年の分子生物学的手法の発展により、単一の遺伝子を原因とする疾患よりもむしろ、周囲の環境が疾患の発症に大きく影響することがわかってきています。また、加齢による細胞の老化、がんや生活習慣病では、エピジェネティック機構の異常が、細胞の恒常性維持の破綻をもたらす原因の一つであることが明らかになってきています。分子生物学部では、エピジェネティック機構が心臓の形態形成、心筋分化や心筋の機能維持にどのように関わるか、また、生活習慣病の予防にも直結する、骨格筋の線維型の決定及び維持機構について、モデル動物を用いて解析するとともに、ここ数年で大きく進歩したCrisper-Cas9システムを用いたゲノム編集技術を導入することにより、センター内における疾患モデル動物作成の支援を行っています。

研究テーマ

最終更新日 2016年07月01日

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