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生体医工学部

細胞と足場材料との力学的な相互作用の解明

組織再生に直接かかわる細胞は、その足場材料によって生存、増殖、分化などを変化させます。近年、足場材料の力学的性質が細胞の振る舞いを制御する一要因であることが示されました。そこで私たちは、フォルスター/蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)に基づいた、細胞―足場材料間の相互作用を可視化し得る張力センサーの開発に取り組んでいます(図1)。このセンサーをガラス基板に固定し、その上に接着した細胞を観察すると、細胞の移動や収縮に伴うシグナル変化が得られました。細胞骨格の構造変化や接着斑の形成・消失に伴う、細胞―足場材料間の張力の変化が反映されていると考えられます。このような研究を通じて、細胞の「足場依存性」を解明し、再生医療用足場材料の設計・開発に役立てたいと考えています。

図1

図1 フォルスター/蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)を利用した、細胞-足場材料間の張力センサー1)

論文など

  1. 1. Kambe Y, Kojima K, Tomita N, Tamada Y, and Yamaoka T. Journal of Materials Chemistry B, 4, 649-655 (2016)

最終更新日 2016年07月01日

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