看護部署紹介
7-E病棟の看護のご紹介
7-E病棟の看護の紹介
7-E病棟では主に心臓移植が必要な患者さんが入院されています。心臓移植待機期間は5~7年と長期に及びます。多くは植込型補助人工心臓の装着を必要としますが自宅での待機が可能となります。患者さんが自宅で安心して待機期間を過ごせるよう機器の管理だけでなく創部の管理も重要となります。そのため患者さんやご家族を含めて日常生活上の注意点に関する指導に力を入れています。人工心臓管理技術認定士を取得した看護師とともに、医師や薬剤師、栄養士、臨床工学技士、レシピエント移植コーディネーター等多職種と連携し、患者さんを中心とした看護を行っています。
また7-E病棟にはクリーンルームがあり、心臓移植手術後の患者さんが入院されます。手術直後から退院までの約5週間、定期的な心筋生検や免疫抑制剤含めた薬物療法が行われます。また移植後の拒絶反応や感染症に注意しながらリハビリを進め、日常生活の注意点等の指導も合わせて行っています。
【主な疾患】
拡張型心筋症、拡張相肥大型心筋症、拘束型心筋症、劇症型心筋炎、虚血性心筋症
【主な治療・検査】
補助人工心臓装着術、心臓移植術、右心カテーテル検査、心臓移植後心筋生検 等
部署の『ここがお勧め!』
心臓移植をめぐる医療と看護を行っています。平成9年日本で臓器移植法が施行され、平成13年に日本初の重症心不全・移植病棟として開棟しました。平成22年の改正臓器移植法の施行もあり、日本国内で心臓の提供を受けた方は566名を超え、当センターで139名(2020年12月末現在)の心臓移植が行われました。病棟はクリーンルーム3室を含む24床となっています。当センターでの治療、心臓移植を望まれ、日本全国から来られた患者さんに対し、他の病棟とも協力しながら移植医療をめぐる看護を展開しています。
新人看護師から一言
入職時は、今まで耳にしたことのない「補助人工心臓」という言葉に不安でいっぱいでしたが、先輩看護師の皆さんが1つ1つ丁寧にご指導してくださり、今ではその不安もなくなりました。これからも先輩方のような看護ができるよう頑張っていきたいと思います。
中堅看護師から一言
7-E病棟では、補助人工心臓を装着された患者さんや、その先にある心臓移植を受けられた患者さんの看護を行っています。心臓移植医療がメインである病棟は日本でも珍しく、ここでしか経験できない専門性の高い知識と技術を学ぶことができます。また、人工心臓管理技術認定士として、患者さんやご家族へ補助人工心臓の講義を実施するなど補助人工心臓を装着していても安心して退院できるよう取り組んでいます。
看護師長から一言
7-E病棟では心臓移植まで補助人工心臓装着を必要とする患者さんが多く、待機期間に在宅・社会復帰できるよう支援しています。機器の管理についてはしっかりと患者さんに指導できるよう、人工心臓管理技術認定士の資格を持つ看護師を中心にマンツーマンで新人看護師にも充実した教育を実践しています。心臓移植前後は患者さんやご家族のQOLが大きく変化します。心臓移植待機中から患者さんやご家族への精神的サポートまで幅広い専門的知識と技術が求められます。患者さんやご家族の思いを受けとめ、日々のケアに反映されるようスタッフ一丸となって頑張っています。
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最終更新日:2024年09月28日