６‐W病棟は、脳動脈瘤（未破裂）、くも膜下出血、頸動脈狭窄、もやもや病、脳動静脈奇形、脳腫瘍などの患者さんの入院を受け入れています。検査・治療目的の入院や、手術前後の看護、NCUでの集中治療を終えられた患者さんに対して根拠に基づいた看護を日々行っています。
脳の疾患では何らかの機能障害を抱えた患者さんが多くいらっしゃいます。そのため、急性期から回復期に向けた看護やリハビリテーションを早期より行い、社会復帰への援助を看護師だけではなく多職種と連携しながら行っています。また、食事やシャワー、トイレなどの日常生活援助や患者さんに応じた援助を取り入れ、幅広い年齢層にあわせた看護を提供しています。

【主な疾患】

　くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞、もやもや病、頸動脈狭窄症、脳腫瘍、脳動静脈奇形など

【主な治療・検査】

　クリッピング術、血管内治療、バイパス術、頸動脈内膜剥離術、摘出術、

　ステント留置、ガンマナイフ、カテーテル検査　など

部署の『ここがお勧め！』

病棟には、何らかの身体的機能障害をもった患者さんが多くいらっしゃいます。しかし、患者さん個々で出現する症状の有無や程度は異なります。そのため、一つとして同じ看護はありません。患者さんの状態について多職種でカンファレンスを行い、患者さんそれぞれの能力に応じた個別性のある看護・リハビリテーションを行っています。また、退院後の生活を見据えた退院指導を行っています。

新人看護師から一言

先輩からひとつひとつ丁寧に疾患や看護技術の指導を受けながら、患者様の個別性に応じたケアを行なっています。ADLの向上や社会復帰に視点を置き患者さんに関わることができます。また、先輩の患者さんとの関わりを見る事により、学びの多い毎日です。これからもより良い看護を提供出来るよう頑張っていきたいです。

中堅看護師から一言

急性期から回復期までの患者さんが入院されています。手術を終え、元気に退院される時や脳疾患による後遺症がある患者さんが、看護やリハビリにより自身でできることが増えていくことにやりがいやうれしさを感じます。外科病棟のため忙しい時もありますがスタッフとのコミュニケーションを大切に、良い看護が提供できるよう日々頑張っています。病棟の雰囲気は明るく医師などの多職種のスタッフにも患者さんについて相談しやすい環境です。

看護師長から一言

６‐W病棟は、脳神経外科患者さんが主であり、周手術期から回復期、リハビリ期まで様々な経過段階にある患者さんや小児期から老年期にある患者さんと、看護の対象が多岐にわたる病棟で、多くの経験、学びを得ることができます。日々患者さんとの関わる機会も多く、リハビリ期の患者さんとは機能回復に向けて援助を行うことで、一緒に回復を喜ぶことができています。スタッフ同士でもそのような喜びを共有し、日々患者さんにとっての最善の看護を病棟全体で考え、看護を行っています。