看護部署紹介
3階 NCU病棟の看護のご紹介
3階 NCU病棟の看護のご紹介
NCUは、クモ膜下出血・脳出血などの脳卒中患者さんの緊急入院を受け入れ、脳血管障害の術前及び術後急性期の重症患者を収容している集中治療室です。ほとんどの患者さんは周手術期であり、状態が変化しやすい
時期である為、神経症状の観察、呼吸・循環・代謝などの全身観察やケアを行い、看護師の五感を使って異常の早期発見に努めています。また、脳卒中は予兆がなく発症することが多く麻痺などの後遺症が残る事が少なくありません。手術後早期からリハビリを開始し、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士や他のコメディカルと共に、機能の維持・回復を目指します。そして、急激な発症、緊急手術と目まぐるしく変わる状況の中で混乱や不安を抱いているご家族様への精神的支援にも配慮しています。
【主な疾患】
クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳腫瘍(髄膜種)、もやもや病
内頸動脈狭窄症 など
【主な治療・検査】
治療
クリッピング術、バイパス術、血管内治療、ガンマナイフ治療、頸動脈内膜剥離術、ステント留置術
脳腫瘍摘出術
検査
頭部CT、MRI 、カテーテル検査、超音波検査、脳波
部署の『ここがお勧め!』
脳血管外科系の重症患者さんを対象とした集中治療ユニットで、超急性期や術後の重症患者さんを受け入れています。クリティカルな状況におかれ刻々と変化する状況に戸惑いや不安を持つ患者さん・ご家族の精神的な支援も大切なNCU看護師の役割です。特定行為研修修了者(特定看護師)が2名在籍しており医師と協働し特定行為を実践し患者の回復支援に向けた多職種連携のキーパーソンとして活躍しています。
新人看護師から一言
NCU病棟は、処置や検査が多く、日々新たな経験と知識が増え勉強になることばかりです。分からない事も多いですが、先輩方の的確なアドバイスや指導のもと安心して働くことができています。これからたくさんの経験を積み、患者さんに寄り添い安全なケアが提供できるよう努力していたいと思っています。
中堅看護師から一言
NCU病棟は脳神経外科の集中治療室です。くも膜下出血の発症直後の方や脳出血で搬送されてきた方など緊急を要する患者様の対応や、未破裂脳動脈瘤の定期の術後看護等行っています。迅速な対応が必要なのでメンバー同士で協力し合って日々のケア・業務にあたっています。
看護師長から一言
脳神経外科の集中治療室であるNCUは、突然の発症で緊急手術となる患者さんも多く、麻痺や失語など、QOLに大きく影響を及ぼす症状が残る場合もあります。見えない脳の中を、神経所見やバイタルサインの変化などでアセスメントし、また、五感を使って異常を早期発見する事が看護師には求められます。また、患者さん・ご家族のこころに寄り添い、突然の状況の変化を受け入れ、前向きに共に頑張っていける看護師をNCUでは育てていきたいと考えています。
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最終更新日:2024年09月28日