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創薬オミックス解析センター

研究について
B. 重症心不全・心筋症・心筋炎のマルチオミックス解析

研究の概要

創薬オミックス解析センターはこれまで移植部との共同研究で、重症心不全、心筋症、心筋炎などで心臓移植の対象となる国循の入院患者さんの心筋組織(摘出心筋・生検組織・剖検組織)を用いてゲノム・RNA・タンパクをはじめとする網羅的解析(マルチオミックス解析)を複数行ってきました。2020年、これらの研究を統合し、「心筋症、心筋炎及び心臓移植後患者を対象とした多層オミックス解析を用いた病態解明と予防・治療法開発に関する研究」として新たに研究がスタートしました。今後、一部の重症心筋症については国循以外の臨床施設からも遺伝子解析を引き受けます。
※詳しくはこちらのページをご覧ください。

対象疾患

心筋症、心筋炎の患者及び補助人工心臓や心臓移植医療を要する心不全患者さんまたは心臓移植後患者と家族(二親等まで)。当センターで死亡し病理解剖を受けた患者さんで、ご遺族より国循バイオバンクの同意取得が得られている方です。国循センター外の臨床施設からも、拡張型心筋症、不整脈源生性右室心筋症をはじめとする重症心筋症の遺伝子解析を引き受けます。

研究内容

  • 網羅的ゲノム解析(ターゲットエクソンシークエンス、全エクソンシークエンス、全ゲノムシークエンス、ゲノムワイド関連解析など)
  • 網羅的RNA解析(RNA-seqなど)
  • 網羅的タンパク解析(プロテオームなど)
  • エピゲノム解析(DNAメチル化解析など)
  • バイオマーカー探索
  • 患者由来iPS心筋細胞を用いた解析など

具体的なプロジェクト

 5. 心臓移植の対象となる重症心不全・心筋症のオミックス解析
 6. 心不全に関与するエピジェネティック因子の機能解析
 7. 心内膜心筋生検試料のプロテオーム解析手法の確立と応用

最終更新日:2021年09月21日

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