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NCVCバイオバンク組織試料標準取扱い手順書

当センターバイオバンク事業の説明書「国立循環器病研究センターからのお願い」に基づき十分に説明後、「意思確認書」で同意のある患者の手術等による病理診断用以外の組織の一部をバイオバンクが保管する。剖検症例においては、「病理解剖に関する遺族の承諾書」で遺伝子解析に同意があり、かつ生前の本人またはご遺族からのバイオバンク意思確認が得られた症例について病理医の協力の下、バイオバンクが組織を凍結保管する。

  1. 手術検体は、可及的速やかに病理部へ提出(on ice)。剖検例は死後から剖検までの時間が短い症例が望ましく、死後経過時間を記載する。
  2. 日本病理学会「ゲノム研究用病理組織検体取扱い規程」に従い、手術検体および剖検検体のうち、病理診断に支障を来たさず、患者に不利益を及ぼさず、核酸やタンパク質の変性が予測される出血・壊死巣以外の病変部または正常部を病理医が判断し採取する。また剖検症例では、バイオバンク組織試料標準試料として心臓血、大胸筋、皮下脂肪、心外膜脂肪、心筋(左心室前壁、側壁、後壁、心室中隔、左心房、右心室、右心房)肺動脈本幹、大動脈(上行、弓部、腹部大動脈)、肝臓、脾臓、腎臓、副腎、肺、大脳等から約50-100mgずつ採取する。死後8時間以上の症例は自己融解の少ない心臓血、体表組織(大胸筋、皮下脂肪、大網)のみ採取。剖検室での作業は容器をon iceにして各臓器の処理を行う。
  3. 病理室での作業
    1) 採取された組織(on ice)を1片が5mm角程度までに細切し、耐低温スクリューキャップチューブに収納する。
    2) 急速凍結までの間、組織片を病理室での作業収納したチューブはon iceにして低温を維持する(1時間以内で行う)。
    3) 組織片を収納したチューブを、速やかに液体窒素に浸漬して(2分以上)急速凍結を行う。
    4) 急速凍結したチューブは、手早く-80℃フリーザーに一時保存する(ここまでは病理番号で対応する)。
  4. バイオバンク保管まで
    1) バイオバンク匿名化番号ラベルを発行しチューブに貼付ける。
    2) 以降、研究使用までバイオバンク-80℃フリーザーに保管する。
    3) 試料の入出庫は、バイオバンク試料管理データベースシステムを用いて管理する。

以上

最終更新日 2018年05月22日

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