KOKUJUN Press No58
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01Close up Interview 特集/脳血管内治療_1足の付け根の動脈から大動脈内を逆行する形で頭・頚部血管にマイクロカテーテルを誘導する脳神経外科 医長(集中治療科)今村 博敏Hirotoshi Imamura〈専門領域〉脳血管障害の外科治療・血管内治療、脳良性腫瘍〈専門医資格〉日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医・指導医、日本脳卒中の外科学会技術指導医、日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医、日本神経内視鏡学会技術認定医、日本脊椎脊髄外科学会専門医、日本内分泌代謝科(脳神経外科)専門医脳血管内治療の実際脳卒中は日本全国で年間約30万人が発症していると推定されており、脳血管疾患で治療を受けている患者さんは全国に170万人以上いると報告されています。脳血管疾患に対する血管内治療の近年の進歩は著しく、これまで開頭手術が必要だった病気が太ももや手首の血管からのカテーテル治療で治すことができるようになりました。また、重篤な後遺症を残すことが多かった脳梗塞の患者さんが歩いて自宅に帰れるようになったり、脳血管疾患の治療の進歩は脳血管内治療の進歩と言っても過言ではありません。ここでは、いくつかの治療方法を紹介します。脳神経外科脳神経外科

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