●さらには、先天性の心疾患のための小児循環器内科医、無痛分娩や麻酔を管理する産科麻酔科医、早産のための新生児科医といった多くのエキスパート医師、助産師、看護師、臨床心理士など他職種も集結や帝王切開の際に心臓への負担を減らす方法で麻酔を管理する産科麻酔科医、心臓の病気のために早産とならざるを得なかった新生児のために新生児科医、このように多くの診療科の医師がチームを組んで妊婦さんの診療を行います。また、妊婦さんの不安に寄り添う助産師、看護師、臨床心理士などの多職種によるサポートも一つのチームとして行なっています。 国循の循環器病周産期センターには2023年10月現在で産婦人科医17名、循環器内科医1名、小児循環器科1名、産科麻酔科医1名、臨床心理士1名、新生児科医1名、臨床心理士1名が所属しています。このように、多職種が 国循産婦人科ではその専門性を生かした心臓や脳血管のご病気をお持ちの妊婦さんに対して専門性の高い診療を行ってきました。より高度なチーム医療を行うため2023年2月、循環器病周産期センターを立ち上げました。我が国で先駆的な循環器疾患を専門とする周産期センターであり、世界的にみても珍しいものです。 心疾患を合併した妊娠の管理を行うためには妊娠と心臓どちらのこともよく知っていなくてはなりません。心臓のことに詳しい産婦人科医と妊娠・分娩に詳しい循環期器科医が力を合わせて診療を行います。さらに先天性の心疾患の専門家である小児科循環器内科医、無痛分娩特集01循環器病周産期センターHP産婦人科部HP「循環器病周産期センター」のポイント●国循の特性を活かし、循環器疾患をお持ちの妊婦さんに対して、心臓に詳しい産婦人科医と妊娠・分娩に詳しい循環器科医が力を合わせて診療を行う周産期医療Close up Interview循環器病周産期センター母体と胎児、新生児の循環器疾患に専門的に取組む■循環器病周産期センター■の誕生循環器病周産期医療
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