腎臓・高血圧内科
2022年の主な研究成果
- COVID-19のレジストリを用いてレニン・アンジオテンシン系抑制薬による重症度への関与の有無について検討を実施し、有意な関与を認めないことを報告した。英文医学誌にて発表済み。
- 維持透析患者において音楽療法が穿刺時の疼痛を軽減することを明らかにした。英文医学誌にて発表済み。
- 心移植後の腎ドプラ検査の腎内血流波形の変化によってカルシニューリン阻害薬の腎障害を検知することが出来た症例を報告した。英文医学誌にて発表済み。
- 治療抵抗性高血圧に対する腎デナベーション治療の国際共同治験に参加し、成果を英文医学誌にて発表済み。
- 心腎連関症候群関する書籍を監修、分担執筆し、発行した。
今後の実施予定
- 多施設研究「SGLT2阻害薬ダパグリフロジンによる心不全合併2型糖尿病患者における尿アルブミン抑制効果の検討」を実施中。
臨床研究開発部と共同で特定臨床プロトコールを英文医学誌に発表済み。 - 急性心不全患者の尿バイオマーカーの意義:
倫理審査委員会の承認を得て、サンプル収集が終了し臨床データを収集中。 - 造影剤腎症の発症抑制を目指した臨床応用開発:
医師主導型治験に向けた前臨床試験を実施し、研究計画を準備中。 - バンコマイシン長期投与の腎機能、尿沈渣、尿バイオマーカーへの影響:
倫理審査委員会より研究許可済。 - COVID-19レジストリを用いてRA系抑制薬とCOVID-19重症化との関連性を評価。論文投稿中。