かるしお事業推進室
活動の概要
かるしお事業推進室は、かるしおに係るレシピの開発と推進、認定制度に伴った美味しい減塩食品の展開など、これまで知的資産部・臨床栄養部・広報係らの協働により進めてきた種々の取り組みを持続的・組織的に実施するため、2017年6月に発足いたしました。同室では、当センターの病院食を起源とした美味しい減塩食“かるしおレシピ”の更なる開発推進、料理教室や書籍などを通じたかるしおレシピの普及、かるしお認定制度による産業界を巻き込んだ美味しい減塩食品の市場展開など、食からのアプローチによる循環器疾患の予防を念頭とした様々な取り組みを国内及び海外で展開しています。同室を立ち上げたことによって、かるしお事業のプロモーションが加速し、メディア掲載だけでなく、かるしお認定商品の市場が拡大しつつあり、本事業の発展が期待されます。
かるしお事業推進室は産学連携本部・臨床栄養部・広報係から構成されています。
2019年の主な成果
- 2019年国分グループ春季展示商談会(帝国ホテル、2019年2月)にて食品の卸売会社、専門商社の国分グループにて、かるしお認定制度の説明、商品の紹介を行った。
- かるしお認定企業新規獲得と流通メーカーへのかるしおの売り場の提案を目的として、かるしお事業推進室と、フレンドマート健都店と合同でセミナーを開催(フードストアソリューションズフェア2019、インテックス大阪、2018年7月)。ブース来場者:50名。
- からだにいいことライフスタイルフェス2019(新宿、2019年4月)にて、かるしお認定商品、減塩に関するアンケートの実施、かるしおグッズの配布。
かるしお認定企業(キング醸造(株)、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株))による試食を実施。かるしおの認知度は24%であった。ブース来場者:約195名。 - OPUフォーラム2019(岡山県立大学、2019年5月)にて、栄養学を専攻する学生や高校生へかるしおレシピの紹介、減塩に関するクイズを実施。ブース来場者:約100名。
- 健都グランドオープンイベント第1弾(ららぽーとEXPOCITY(大阪)、2019年9月)にて、かるしお認定商品の紹介、ステージ発表、かるしお認定商品の配布。かるしおの認知度は34%であった。ブース来場者:106名。
- 健都グランドオープンイベント第2弾(健都レールサイド公園、2019年10月)にて、かるしお認定企業(ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)、恩地食品(株)、丸大食品(株))による試食の実施。
- 心臓血管研究所と国立循環器病研究センターの合同主催「"心臓"を知る・守る」セミナー(六本木アカデミーヒルズ、2019年10月)に、セミナーとかるしお認定商品の紹介・配布、かるしお認定商品の人気投票を実施。セミナー来場者:約400名。
- すいた健康EXPO 2019(ららぽーとEXPOCITY(大阪)、2019年11月)にてかるしお通信、かるしおに関する紙媒体各100部配布。
- 摂津市民まつり(摂津市立保健センター、2019年11月)にかるしお認定商品の紹介、かるしおレシピの実演と試食。
- そのほか:摂津市役所、吹田市役所にてかるしおに関する紙媒体を配布。
- カゴメレシピコンテスト(大阪ガスハグミュージアム、2019年8月)にて、「美味しく減塩できたで賞」の審査員、かるしお認定商品を紹介するブース展示。
- 国立循環器病研究センター主催S-1g大会2019(大阪ガスハグミュージアム、2019年12月)にて、運営と企画の実施。全国から51のレシピの応募があり、学生部門と一般部門各8レシピが選出され、1位~3位を決定。当日は、一般向けのレシピのパネル投票、特別講演、授賞式、協賛企業による試食展示、かるしおの展示、来場者へかるしおグッズの配布を行った。来場者:100名。
- VIERRA岸辺健都店でのオープニングセレモニーの動画を2019年1月にかるしおHP内で公開(12月25日時点で視聴回数837回)。フレンドマート健都店ではかるしお認定商品のコーナー、かるしおレシピの試食、かるしおレシピ本の設置などかるしおプロジェクトをPRできる売り場づくりを継続中。2019年3月にはかるしお認定企業による試食をクッキングサポートで実施。2019年12月には、かるしお事業推進室が提案した認定商品を活用したレシピの試食を実施。かるしおに関する紙媒体・動画コンテンツを継続的に配布。
- 吹田市民病院にてかるしお通信、かるしおに関する紙媒体を配布。
- 2019年の1年間に、かるしお認定件数は36社226件から41社349件となり100件以上増加。また、かるしお認定商品の市場は2019年3月末時点18億800万円で、昨年度比で44%増加し、かるしお認定商品の市場の拡大と、美味しい減塩食品の展開が更に進んだ。
- かるしお事業の見える化を目指し、かるしお通信を2018年7月に発行し、それぞれ3000部作成し、各イベントでの配布や当センター配布棚に設置した。過去のかるしお通信に関してホームページにてダウンロードを公開した。
- かるしお認定商品を紹介したポスター、チラシを作成し同様に拡散させた。
- S-1g大会のレシピ集を1000部作成し、当日の会場の配布や、センター内のエントランス、ホスピタルローソン、フレンドマート健都店で300部配布。
- かるしおホームページのSEM対策、ホームページコンテンツ(動画・イベント情報・認定制度等の情報更新)の充実化。かるしお認定商品一覧にさらに、企業情報を追加し、各商品の工夫点を記載し、購買につながる商品の魅力を高めた。
- 日露両国の二国間交流として進められている「8項目の協力プラン」の1つ目に位置付けられている健康づくり・予防医療の推進を日露双方にて図るため、日本・ロシアともに受け入れられるレシピ開発に向けた活動として、ロシア国立予防医療科学研究センター(NRCPM)とかるしおクックブックレットの作成に着手した。作成にあたり、2018年にロシアのモスクワにて候補のレシピの試食会を行い、ロシアで受け入れられる食材へ代替し、2019年2月にレシピ集が完成した。2019年3月に日本語版とロシア語版のレシピ集を両機関のHPから公開した。2019年5月にNRCPMが運営する学会にて、かるしおプロジェクトの紹介と、レシピ集に関して学会発表と、会場内にブースを設置し、認定商品と作成したレシピ紹介をNRCPMと行った。2019年10月時点でHPのレシピ集に関するページのPV数は3600以上。
- 2019年2月20日、日本・ポーランド国交樹立100周年記念事業の一環として、ポーランド腫瘍医療関係医師、コーディネーターの計4名が当センターの人工臓器部や病院を視察し、国循の減塩の普及啓発活動について説明を行った。昼食には"かるしお"料理を試食いただき、日本の汁物料理の1つである粕汁も紹介し大変好評であった。
- 「8項目の協力プラン」の一環として、農林水産省では、日本の介護食・機能食や病院食のロシアへの提供に向けた調査や支援を行っている。これを踏まえて、2019年3月1日に農林水産省食料産業局、ロシア病院関係者(連邦栄養・バイオテクノロジー研究センター、ロシア高齢者科学クリニックセンター)が当センターを訪れ、日本の病院食について意見交換を行った。昼食には病院食と"かるしお"版にアレンジしたロシア料理(そばのリゾット風、ボルシチ、ビーフストロガノフ)を振る舞い、ボルシチは好評を得た。食後には、国循の厨房や配膳システムの施設見学を行い、日本の病院食について理解していただいた。
- G20 保険大臣向けエクスカーションとして2019年6月28日、吹田市民病院にて、13カ国の保険大臣へ当センターの取り組みについて紹介し、そこでかるしおプロジェクトの紹介も行った。当日の保険大臣へは、かるしおのパンフレットやグッズを配布した。
- ローレルスクエア健都でのかるしおレシピの料理教室を開催。
- マス・メディアを通じた情報発信が活発化し、FM千里でかるしおプロジェクトが紹介された他に、新聞・雑誌媒体で2019年に読売新聞、日本食糧新聞など111件掲載があった。
食品展示会
消費者向け展示会
レシピコンテスト
北大阪健康都市(健都)でのPR活動
かるしお認定事業
かるしおプロジェクトの紙媒体の作成
かるしおプロジェクトホームページ
海外とのかるしおの連携
料理教室
メディア掲載