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放射線部

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放射線部の概略

放射線部は中央部門の一つで循環器疾患の画像診断と低侵襲治療(インターベンショナルラジオロジー:IVR)を行っています。画像診断にはCT(コンピュータ断層画像)やMRI(磁気共鳴画像)を用いた放射線診断と患者様に投与した放射性薬剤の体内分布を画像化し診断する核医学検査があります。インターベンショナルラジオロジーはカテーテルと血管造影装置を用いて患者様に負担の少ない治療を提供します。放射線部は職種としても多岐にわたっており、医師、診療放射線技師、薬剤師が所属しています。カテーテル室・ハイブリッド手術室では看護師、生理機能技師、臨床工学士とも協力し、様々な低侵襲治療のチームメンバーとして活躍しています。

診断機器・業務

放射線部にはマルチスライスCTを3台、MRIは3T(テスラ)MRIを4台備え、頭部、心臓領域の幅広い疾患の形態、機能解析などを行っています。これらの機器は時代の変遷に合わせ適宜遅滞なく最新機能にアップグレードされていく機器も有り高度循環器疾患の診断と治療に恒に貢献できるシステムとなっています。
核医学検査は、最近では認知症の早期発見を目的とした検査件数が増加しています。20Mevのサイクロトロン、半導体PETも備え呼吸同期など精細な画像を可能にしています。2019年7月の新病院移転以降は核医学機器を近隣の病院に広く開放し、画像診断を通じた地域医療連携促進を目指しています。

インターベンショナルラジオロジー

各診療科と協力し、患者様に負担の少ない治療を提供しています。肺循環科と協力し、肺血栓塞栓性肺高血圧症のバルーンカテーテル治療、血管外科医と協力し大動脈瘤、大動脈解離のステントグラフト治療を行っています。その他にも腎動脈狭窄による高血圧症の治療、不整脈治療後の肺静脈狭窄を拡張する治療、内臓動脈瘤のコイル塞栓術など多岐にわたる高い技術力を要するカテーテル治療を各担当診療科との協力関係のもと行っています。

放射線機器関連企業と連携した研究開発

放射線機器関連企業と連携した解析ソフト開発やシークエンスの実証、3Dカメラを用いた撮像業務の効率化、画像精度、放射線被曝低減に関わる研究などを行っています。近年話題になっている人工知能の画像診断、画像解析、画像再構成、撮像に関わる多種多様な研究も行っており、令和3年より新設される脳卒中・循環器病次世代医療研究部とも協力して画像診断精度向上に寄与しています。

施設認定

  • 放射線科専門医修練施設(放射線診断学・核医学)
  • IVR専門医修練認定施設
  • 日本核医学会専門医教育病院

最終更新日:2022年06月17日

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