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峰松 一夫・国立循環器病研究センター副院長が美原賞を受賞

峰松副院長

峰松一夫先生は、昭和52年に九州大学医学部を卒業し、同第2内科に入局。昭和54年からは国立循環器病研究センターでレジデント第2期生として研修、その後脳血管内科医師、脳血管障害研究室室長、脳血管内科部長を経て、平成22年4月に副院長に就任されました。現在、日本脳卒中学会理事(医療向上社会保険委員会委員長)、日本脳卒中協会理事、日本脳神経超音波学会理事長などの専門学会・団体の要職を歴任され、脳卒中医療改革を先導されています。また、世界脳卒中機構の理事や欧州脳卒中機構機関誌等の編集委員など、国際的にも大活躍しておられます。数多くの大型共同研究班の主任研究者を歴任され、新規治療薬・治療法開発プロジェクトの責任医師も務めておられます。

公益信託美原脳血管障害研究振興基金「美原賞」は、わが国の脳血管障害研究に対する助成を目的に設立され、毎年、脳血管障害医学分野での卓越した国内外の研究者1名に本賞が贈られてきました。これまでの受賞者は計28名で、当センター関係者としては眞崎知生元研究所長、菊池晴彦、山口武典の両名誉総長や、橋本信夫理事長が受賞されています。今回、峰松先生は、「治療可能時間の延長と治療効果の飛躍的改善を目指した脳血行再開療法の開発」という研究課題を高く評価され、平成22年度の受賞者に選ばれました。先生は、長年にわたって脳卒中超急性期の病態解明や画像の解析など脳血行再開治療の基盤となる研究を行い、rt-PA静注療法の国内承認前後には治験や市販後臨床試験・調査、適正治療指針策定などを主導されました。脳卒中の集学的治療に必要な脳卒中ユニット、脳卒中インディケーターなどの治療環境の整備にも、精力的に取り組んでおられます。先生はチームワークを大事にされ、国内外の研究者ネットワークの構築に腐心されました。その指導を受けた多くの医師・医療関係者が、全国の脳卒中診療・研究・教育の最前線で活躍しています。

急性期脳卒中治療のさらなる開発、慢性期診療を含めた広域医療・介護体制の構築、国際レベルでの共同研究など、課せられた課題はあまりに多く、その一つ一つを誠実にこなしてゆく峰松先生のスタイルに、後輩である私たちは深く感銘しております。今回の先生の受賞を、皆心から喜んでいます。

(文責: 脳血管内科 豊田 一則)

最終更新日 2011年03月30日

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