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画像診断医学部

脳梗塞のイメージング

脳梗塞のイメージングに期待されることは、脳梗塞組織障害の程度と可逆性の判定、急性期出血性転化の予測の客観的評価に基づく治療戦略構築、および治療効果の評価が挙げられます。私たちは、脳梗塞急性期の病態を客観的に診断できる脳酸素代謝量をPETで簡便かつ迅速に診断するシステムを構築する一方、MRIでもPETと同程度の精度で診断する手法の開発を行っています。従来は2時間程度を要したPET脳血流量・酸素代謝量測定を6分間で検査できるシステムを始め、多くのユニークな撮像・解析手法を開発しています。

また、脳梗塞の治療薬の開発は主にラットなどのげっ歯類を中心とする基礎実験に基づいて行われてきましたが、臨床治験においてはほとんどの薬剤の有効性は認められませんでした。これは、ラットとヒトとの種差と病態の違いが原因のひとつと考えられており、最近では、よりヒトに近い大動物を使った前臨床研究の必要性が訴えられています。私たちは、カニクイザルを用いた実験において、限られた少数の動物個体で、上記の迅速PET脳血流量・酸素代謝量測定法を応用することにより、新しい治療法開発の支援を目指しています。こうして動物からヒトにわたって共通の客観的評価系を用いることにより得られた結果は、ヒトでの有用性・妥当性を正しく推測することを可能とし、ヒトへの応用に直結すると期待されます。

脳血流量・酸素代謝量の迅速なPET検査

脳血流量・酸素代謝量の迅速なPET検査

体動補正することで、被験者の体動を許すPET検査システム

PET検査システム 1 PET検査システム 2

【動画】

最終更新日 2011年03月07日

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