
組織再生と機能回復
イモリという動物は、大人になってからも組織再生をすることができる唯一の生物です。そこで、その機構を解明するために、水晶体に小さな傷をつけ、摘出しない方法で再生を誘導する方法を考案しました。その結果、傷をつけてから9日目に、本来ある水晶体がautophagic cell deathという過程で崩壊することと、その残骸除去に眼内の樹状細胞が重要な役割をしていることを明らかにしました。さらにそのレンズの残骸を貪食した樹状細胞を集め、別のイモリの前房に移植すると、健全の目からも水晶体再生が始まることを見出しました。そうなると、樹状細胞は、組織再生に絶対に必要な成分となってきます。現在は、移植した樹状細胞がレシピエントのリンパ球に対し、どのように抗原提示をすることで、健全な目に再生を誘導できるものかを調べています。






