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分子生物学部

骨格筋の線維型決定、維持機構に対する転写共役因子Vgll2の機能解析

全身の筋肉の約40%を占める骨格筋は、収縮や代謝特性の異なる4タイプの筋線維が混在する不均一な細胞集団です(図)。各筋線維の混在比や大きさは、運動等の刺激により変化し、全身で消費するカロリーとも密接に関係があります。そのため、近年、社会的に大きな問題となっている生活習慣病予防に、どのように骨格筋の性質、量をコントロールするかが重要視されています。

Vestigial-like 2(Vgll2)は、マウス成熟骨格筋で選択的に発現する転写コファクターとして発見されましたが、その機能はまだよくわかっていません。私達はこれまでVgll2の発現パターンの詳細な解析、遺伝子欠損マウスを通して、成熟骨格筋におけるVgll2の機能解析を行ってきました。現在までの解析結果から、Vgll2遺伝子欠損マウス骨格筋では、ミオシン重鎖(MyHC)アイソフォームの発現様式、筋線維組成が変化していることが示されています。このマウスでは運動能力も変化していたことから、Vgll2は成熟骨格筋の線維パターンの決定、維持に貢献すると考えています。

図

最終更新日 2016年07月01日

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