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生化学部

新しい活性検出法を用いた新規生理活性ペプチドの探索に関する研究

生理活性ペプチドをリガンドとする受容体の多くはGタンパク質共役型受容体(GPCR)であり、ゲノム配列解析の結果、700個近くのGPCR遺伝子の存在が明らかにされ、その中にはリガンドが不明なオーファン(orphan:孤児)受容体が数多く存在します。リガンドの物性(ペプチド・アミン・脂質)が同じ受容体間におけるアミノ酸配列の相同性が高いことから、ペプチド性リガンドと予測されるオーファンGPCRは多く存在し、それらのリガンドとなる未知の生理活性ペプチドの存在が示唆されています。生化学部では、オーファンGPCRを細胞に過剰発現させ、リガンド結合による特異的活性(細胞内Ca2+上昇、cAMP濃度変化等)を検出する方法により、それらの内因性リガンドとしてラット組織抽出物よりグレリンやニューロメジンU、ニューロメジンSの単離・同定に成功しています。

現在、未知の生理活性ペプチド探索におけるペプチドの精製および構造決定法については、組織からのペプチド抽出法の構築、HPLCの導入および種々の精製・構造決定用機器の開発によりほぼ確立されています。しかし、生物活性検出法に関しては今なお、様々な検出系が新たに開発されており、新しい検出系を導入した探索研究を進めています。

最終更新日 2016年07月01日

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