
脳神経外科コース レジデントカリキュラム
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研修目標
当脳神経外科は、わが国における脳血管障害に対する外科治療の唯一のナショナルセンターとして、最先端の治療を開発するとともに、これらを全国に普及させていく使命を有しています。そのため全国から紹介されてくる治療困難な脳血管障害症例の治療を通じて、臨床上真に重要な問題を見つける力(洞察力)、問題を効率的に解決する方法を考察する力(構想力)、手持ちのデータを効果的に発信する力(構築力)の3つの力を身につけ、修了後に脳血管障害の外科治療のエキスパートとして、指導的立場で活躍してもらうことを目標とする。
最低達成基準
脳血管障害の外科治療の基礎となる知識と技術を修得する。具体的には
- 急性期に対応できる診断能力
- 脳血管障害の的確な治療計画の立案
- 脳血管撮影の基本手技と読影
- 術前、術後管理(気道確保、中心静脈確保、経頭蓋ドップラー)
- 穿頭術
- 開頭術が独立して可能
- ラットを用いた微小血管吻合の練習
- 基本的な脳血管障害の手術の理解
- 血管内治療の基礎と実際
- ガンマナイフの基礎と実際
- 学会発表、論文執筆などの academic work
- 日本脳神経外科学会専門医、日本脳神経血管内治療専門医の取得(経験年数に応じて)
- 脳神経外科学会の専門医取得の必要に応じた外部研修(外傷:川崎医大、小児:大阪市立総合医療センター、脊髄:藤枝平成記念病院、大津市民病院)
経験可能な件数(年間)
| | 件数 |
|---|---|
|
患者受け持ち |
100例 |
| 検査業務 | |
|
脳血管撮影 |
40例 |
| 手術 | |
| 穿頭術 | 15例 |
| 開頭術(以下は原則として助手) | |
| 脳動脈瘤クリッピング術 | 15例 |
| 脳動静脈奇形摘出術 | 1~2例 |
| 頸動脈内膜剥離術 | 5例 |
| 浅側頭動脈-中大脳動脈バイパス術 | 5例 |
| その他の特殊なバイパス (後頭動脈-後下小脳動脈バイパス術など) |
1~2例 |
| 脳内血腫摘出術 | 5例 |
| 脳腫瘍摘出術(開頭術および経蝶形骨洞法を含む) | 3例 |
|
定位的血腫吸引術 |
1例 |
| 脳動脈瘤コイル塞栓術 | 8例 |
| 頸動脈ステント留置術 | 3例 |
| その他のステント留置術 | 2例 |
| 脳動静脈奇形塞栓術 | 1例 |
|
硬膜動静脈奇形塞栓術 |
1例 |
| ガンマナイフ | 10例 |
回診・カンファレンス等の週間スケジュール
| 曜日 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 月曜日 | 午前 | 術前検討会、手術ビデオ検討会 |
| 火曜日 | 午前 | フィルムカンファレンス、病棟回診 |
| 水曜日 | 午前 | 血管内治療ビデオ検討会、リサーチカンファレンス |
| 木曜日 | 午前 | 抄読会、フィルムカンファレンス |
| 金曜日 | 午前 | フィルムカンファレンス、病棟回診 |
レジデントの指導体制
レジデントに直達手術、血管内手術の基礎となる知識、技術を指導し、習熟度に応じて治療を担当してもらう。
研修記録と修了評価
- レジデントは、年次ごとに検査、治療、受け持ち症例リストを指導責任者に報告する。またラットを用いた血管吻合を施行しているものは、施行数と練習ビデオを提出する。
- 指導責任者は、各レジデントの達成目標を確認し、修正する。初期臨床研修終了直後の卒後3年目医師については最初の半年間スタッフとのコンビを固定化する。
- 3年修了時には指導責任者が評価し、研修委員会において修了を判定する。







