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分子生物学部

分子生物学部 本多 賢彦

H19.4~H22.3 バイオサイエンス部・流動研究員
H22.4~ 分子生物学部・研究員

本多賢彦 近影

私が理学系の大学院を修了し国立循環器病研究センターに流動研究員として採用されたのは3年前のことです。それまでに行っていたES細胞を使った心筋再生研究を通じて、心臓発生の分子機構に興味を持ったことから、自身のバックグラウンドを活かしつつ、さらに研究を発展させられる場として当研究センターでの勤務を希望しました。勤務して思うことは、医師だけでなく私のようなPhD出身の研究者も多数在籍しており、垣根なく充実した施設や設備を利用して研究が行われているということ。それから、周辺に点在する外部の研究施設との連携も盛んに行われているということです。私自身そうした恩恵を受けて、新たな実験手法の習得や議論の機会を得ることができています。

所属する分子生物学部にも多彩なバックグラウンドを持った研究者が集まっており、多方面からの助言が得られることは強みだと思います。研究者は各々独自のテーマを持って研究に取り組んでいるため、扱う研究内容も幅広く、分子生物学的手法を基本として、遺伝子改変動物や細胞生物学を使った循環器疾患の病態解明や、心臓発生に関与する因子の探索および機能解析を始め、SNP解析などのゲノムアプローチによる循環器疾患の病因解明など基礎から臨床に近いところまで多岐にわたっています。その中で私は、Wntシグナル調節因子の心臓発生における役割と、骨格筋の機能調節因子に関する研究という二つのテーマを持って、どちらもノックアウトマウスを使った研究を進めています。この三月で流動研究員の任期を終えましたが、常勤研究員として研究を継続するチャンスが得られました。これからも充実した環境を活用して、成果発表につなげたいと思っています。

現在、所属部署では複数の候補因子についてノックアウトマウスを作製して、循環器疾患との関係を明らかにしようとプロジェクトを進めています。当研究センターも今年度から独立行政法人に移行し、若手研究者に対する支援の拡充を図っているところです。我々の研究グループにも一人でも多くの方が参加されて、プロジェクト発展の起爆剤となり、そしてご自身の研究を充実させられることを期待します。

最終更新日 2011年03月29日

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