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医学倫理研究部

ヒト試料・情報を用いた研究・ヒトゲノム研究等に係る倫理・政策課題

研究概要

人より採取された生体試料及び臨床情報・データ(ヒト試料等・ヒトゲノム試料等)を用いた研究は数多くなされてきた。こうしたヒト試料等・ヒトゲノム試料等は、その由来源である個人から切り離された、単純なる「モノ」としての一面をもっている。しかし同時に、それは人格の座としての個人の身体的延長にあるものとして捉えられるものであって、単なるモノ以上の、「人の尊厳」を伴った存在であるという一面がある。本研究課題では、こうしたヒト試料等・ヒトゲノム試料等が具える二面性の中にあって、それらを用いて研究を行う際の倫理的・政策的課題を中心に検討する。ここではまた、臨床情報・データや個人情報の保護と研究利用をめぐる倫理的・法的・社会的課題についても検討を行っている。

関連成果

  • 松井健志,田代志門.疫学研究の倫理.赤林朗・児玉聡編.『入門・医療倫理Ⅲ:公衆衛生倫理』,勁草書房, 2015, pp.215-241.
  • Matsui K.Tashiro S. Ethical challenges in the design and conduct of mega-biobanking obtained from the Great East Japan Earthquake victims. BMC Medial Ethics, 2014; 15: 55.
  • 松井健志.個人情報保護.『糖尿病研修ノート改訂第2版』,診療と診断社, 2014, pp.614-617/640.
  • Matsui K. Socio-Political Discourses on Genetic Privacy in Japan (Chap. 5). In: Terry Sheung-Hung Kaan, & Calvin Wai-Loon Ho, editors. Genetic Privacy: An Evaluation of the Ethical and Legal Landscape. London: Imperial College Press, 2013, pp.93-124.
  • 松井健志.ヒトゲノム解析研究(第9章).シリーズ生命倫理学編集委員会編『シリーズ生命倫理学 第15巻 医学研究』 丸善出版,東京,2012: 171-89.
  • 玉腰暁子、佐藤恵子、松井健志、増井徹、丸山英二.日本における地域住民対象中高年者コホート研究の現状とゲノム時代の新たなコホート研究構築に向けての提言.保健医療科学, 2012; 61(2): 155-65.
  • Tamakoshi A, Matsui K, Sato K, Masui T, Maruyama E. Three critical issues to consider before implementing a new genome-cohort study in Japan. Journal of Epidemiology, 2011; 21: 158-9.
  • 玉腰暁子、佐藤恵子、松井健志、増井徹、丸山英二.ゲノム時代のコホート研究-マネジメントの考え方を取り入れて.日本医事新報, 2011; 4551: 26-31.

最終更新日 2016年07月01日

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