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かるしお認定件数100件を突破しました!

平成29年9月21日
国立循環器病研究センター

国立循環器病研究センター(略称:国循)が実施している、市販食品の適塩化を目指した取組み「かるしお認定制度(以下、かるしお認定)」の認定数が2017年8月末時点で100件を突破しました。

循環器病予防のための国循の減塩啓発活動とかるしお認定

厚生労働省の平成28年人口動態統計では、循環器病は死因の第2位(心疾患:15.1%、脳血管疾患:8.4%)と、がん(28.5%)に次いで高い割合となっています。また、平成28年国民生活基礎調査によると、要介護原因の3割以上を認知症(18.0%)と脳卒中(16.6%)の脳血管疾患が占めています。さらに、高齢化に伴い年々増え続ける国民医療費の1位は循環器病(20.1%)であり、2位のがん(13.6%)を大きく引き離しています。特に65歳以上の高齢者では、医療費の4分の1以上となる25.9%が循環器病です(がんは13.9%)。
これら統計データから、循環器病はひとたび発症すると患者およびその家族の身体的・精神的負担さらには国家財政の悪化につながるため、発症予防が何よりも重要です。循環器病発症は高血圧や動脈硬化など生活習慣病が引き金となることが多いため、食事や運動など生活習慣の改善が発症予防につながります。さらに、最近の研究ではこれまで原因不明とされていたアルツハイマー型認知症であっても血管病の側面をもつことが明らかになり、減塩など心血管リスクのコントロールにより発症を抑えられると示唆されています。
国循では循環器病につながる高血圧の予防と治療のために、塩を軽く使って美味しさを引き出す「かるしおレシピ」の考え方を提唱し、その啓発のために料理教室やレシピ書籍の出版などを実施してきました。さらに、2014年11月には消費者が分かりやすく減塩商品を選択するために、食品事業者から申請のあった食品に対し所定の基準を満たした場合に認定マークを付与するかるしお認定を開始しました。そしてこのたび、かるしお認定を受けた商品の延べ件数(リニューアル・販売終了・サイズ違いも含む)は103件となりました(表)。

かるしお認定件数一覧(リニューアル・販売終了・サイズ違いも含む)
現在、かるしお認定商品は103件認定中!

食品区分 内容 認定商品数
(件)
1 弁当、飲食店の定食、丼物等 1
2 単品惣菜、飲食店での単品料理等 0
3 しょうゆ、味噌、合わせ調味料、だししょうゆ等の調味料類 22
4 インスタント食品等の加工食品 59
5 塩蔵品等の加工食品 21

かるしお認定の今後の展望

2016年度の認定商品の総売上金額は12億円超となり、前年度から3億円以上増加しました。このことから、健康で長生きするための減塩の必要性が広く社会に浸透し、かるしお認定が消費者の選択基準として有用であることが示唆されます。食品表示法の改正で2020年度末までに原則として全ての加工食品に食塩相当量の表示が義務付けられたこともあり、今後ますます減塩商品の需要が高まると考えられます。今後は国民の健康増進や健康寿命延伸のため、食品事業者による美味しい減塩商品の開発支援を一層進める予定です。

最終更新日 2017年09月21日

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