mainVisual

ホーム > 循環器看護に必要な国循ミニレクチャー > 第30回 循環器看護に必要な国循ミニレクチャー

第30回 循環器看護に必要な国循ミニレクチャー

今回のミニレクチャーは閉塞性動脈硬化症についてです。

閉塞性動脈硬化症は、足の血管の動脈硬化がすすみ、血管が細くなったり、つまったりして、充分な血流が保てなくなる病気です。そのため、血液の流れが悪くなり、歩行時に足のしびれ、痛み、冷たさを感じます。さらに進行すると、安静時にも症状が現れることがあります。私たちは、症状の軽減と増悪防止のために日常生活の指導を行っています。

1. 禁煙

たばこに含まれるニコチンは、毒性の強い物質であるばかりでなく、血管を収縮させる作用があります。また、血液中の中性脂肪を増加させるとともに、高血圧、動脈硬化の原因となります。当センターは禁煙外来も開設しています。必要な患者さまには受診をお勧めしています。

2. 足の保温・保護・清潔

寒冷刺激により足の血管はさらに収縮し、血液の循環は悪くなります。そのため、靴下をはくなどして保温します。電気毛布で間接的に温めたり、足湯(炭酸浴など)も有効です。また、正常な血流の時より傷の治りが悪く、潰瘍になることがあります。足の清潔を保つこと、適切なサイズの靴の着用(健康サンダルの禁止)、保湿による皮膚の保護を行います。皮膚の色や温度も観察を行います

3. 歩行について

適度な歩行により側副血行路の発達を促し血行を改善させます。歩行のリハビリを行っています。

4. 水分摂取

水分が足りないと血液が濃くなる上に、流れが悪くなり血管をつまりやすくなります。夏場などは脱水状態になりやすく、水分を多めにとることが大切です。1日1000ml程度の水分摂取を指導します。
病状が進行、悪化するとADLが低下し組織への血流不足による痛みを生じるためにQOLも著しく低下する可能性のある疾患です。患者さまの思いに寄り添い、共に日常生活を考え、行動を見直す指導や支援が必要です。

最終更新日 2017年02月02日

  • 循環器病情報サービス
  • 研修・セミナー・イベント
  • インターンシップ・説明会・見学会
  • 職員募集専用サイト
ページ上部へ