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第21回 循環器看護に必要な国循ミニレクチャー

今回は、心房細動と心房粗動についてのミニレクチャーです。

☆これであなたも心電図マスター??

心房細動と心房粗動は、どちらも心臓の心房部の異常で起こる不整脈です。症状としては、立ちくらみやめまい、ひどい場合には失神を伴う事もあります。これらはどちらも発作時に心臓のポンプ機能が低下し、血液が一時的に停滞する事が原因で起こると言われています。 心房細動と心房粗動の治療を行いつつ、これらを合併している基礎疾患を治療する事が大切になります。

心房細動は基線が細かく揺れ、P波が欠如し、RR間隔が不正である事が特徴の不整脈です。 実際の心電図を用いて説明をしていきます。

これはII誘導で示す正常洞調律の心電図です。
【洞調律】

正常な洞調律の波形は、P波がはっきりしており、QRS波の後に続くT波まではっきり見えます。 では、心房細動の波形はどうでしょうか??

【心房細動】
正常洞調律の波形と同じII誘導で比較をしても、心房細動は明らかに心電図の波形が異なる事が分かります。

上記の波形は一見、心房粗動にも見える波形ですが、P波がなく、RR間隔も不正である為、心房細動になります。

こちらの波形は基線が細かく揺れています。
心房細動でも、患者さん一人ひとり心電図の波形が異なっている事が分かります。

【心房粗動】
心房粗動はP波がなく、基線がのこぎり歯状(鋸歯状波)となる事が特徴です。心房波の波形は規則的で、粗動波(F波)と呼ばれます。F波の数と波は規則正しく、通常II, III, aVf誘導で陰性波を示します。

心房粗動にはP波はありませんが、リズムは一定です。
心房粗動特有の鋸歯状波(のこぎり歯状)の波形です。

心房細動・心房粗動どちらもF波(フラッター)があり、見分け方が難しい不整脈ですが、心房細動は無秩序に電気信号を送るのに対して、心房粗動はRR間隔を一定に保つという特徴があります。

最後に...。

不整脈には多くの種類があり、各不整脈において治療方法も異なりますが、ここではたくさんの不整脈を学ぶ事が出来ます。一緒に循環器疾患を学びながら不整脈のプロフェッショナルになりませんか?

次回もお楽しみに!!

最終更新日 2015年09月18日

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