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第19回 循環器看護に必要な国循ミニレクチャー

今回は、急性冠症候群(ACS)についてのミニレクチャーです。

急性冠症候群と呼ばれるものは、大きく2つに分類されます。ST上昇型心筋梗塞と非ST上昇型心筋梗塞および不安定狭心症です。今回は、この2つの違いを中心に説明します。この2つの分類における最重要事項は、その名の通り、心電図上でSTが上昇しているかどうかということです。

STが上昇しているということは、冠動脈の閉塞を意味し、生命に対する緊急度・重症度がともに高い状態であり、一刻も早いPCI(経皮的冠動脈形成術)が求められます。今回は、ST上昇型心筋梗塞を発見できるように、一緒に心電図を見ていきましょう。

以下は正常心電図とST上昇心電図の比較です。

この心電図の違いがわかりますか?
基線に対し、ST部分が上がっているかどうかを判断します。

基線を赤線で示すと、左側(四肢誘導)のⅡ、Ⅲ、aVFの心電図でSTが上昇しているのがわかります。逆にⅠ、aVLではSTが低下しています。

このST上昇を発見できるようになれば、緊急性のある患者さんに対してより迅速で安全に看護ケアや治療を行うことができます。心筋梗塞の梗塞部位と心電図の関係は、一見難しそうに感じますが、虚血を表す心電図変化は、ST上昇が「閉塞」、ST低下が「狭窄」を示しており、ST上昇がより緊急性を要するということをおさえておけば大丈夫です。

更に深く学習すると、心電図のどの誘導に変化が見られるかによって、梗塞部位を鑑別することもできます。

苦手意識を持たず、どんどん心電図に挑戦していきましょう。きっと、循環器看護が面白くなりますよ。

他にもいろいろなST上昇のパターンがあります。以下に一例を示します。参考にしてください。

次回もお楽しみに!!

最終更新日 2015年08月04日

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