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輸血管理室

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輸血管理室の概略

輸血療法は代替療法のない、患者予後を大きく左右する可能性のある重要な治療です。輸血療法の主な目的は、血液中の細胞成分(赤血球・血小板)や凝固因子などのタンパク質成分が、量的に減少または機能的に低下した場合に、その成分を補充することにより、臨床症状の改善を図ることにあります。しかしながら、輸血療法にも様々な副作用があり一定のリスクを伴うことから、このリスクを上回る効果が期待されるかどうかを十分に考慮し、適応を決めなければなりません。そして輸血量は効果の得られる必要最小限にとどめ、過剰な投与を避けることも重要です。

輸血管理室では、臨床検査技師が24時間体制で安全かつ適正な輸血療法がなされるよう臨床への情報提供と様々な検査を行い、患者様に適した輸血用血液を選択・確保・供給しております。日本輸血学会認定医(評議員)として、エビデンスに基づいた適正で安全な輸血療法の推進を心がけ、循環器疾患患者の予後改善に寄与することを重要課題として日々の診療を行っています。特に、外科周術期の、大量出血に伴う止血機能異常の解明、その最新の治療の開発に取り組んでいます。このために、心臓血管外科、麻酔科、外科系集中治療科と共同して、心臓血管外科手術周術期における輸血療法のエビデンスを確立するための様々な臨床研究も同時に行い、血液製剤の適正使用、患者に安全な輸血療法の確立を目指しています。

安全安心患者に重篤な有害事象を招く可能性がある輸血過誤防止のために、Information Technology(イントラネットワーク、バーコードシステム)を駆使した、独自の院内輸血管理ネットワークを構築し、Fail safe/fool proof systemとして運用しています。

日本血液学会専門医として、血液疾患全般、特に血栓止血凝固関係のコンサルテーションに対応しています。現在、ヘパリン起因性血小板減少症などの血栓症を高リスクに発症する疾患、抗血小板療法、抗凝固療法などについて、当センターの様々な臨床科ならびに研究所の先生方や他施設の先生方と共同し、多施設共同臨床研究を実施しています。本邦におけるこれら疾患の診断基準ならびに治療指針の確立を目指すとともに、循環器疾患患者の予後改善に寄与すべく活動しています。

心臓移植手術前後の免疫状態を把握するための免疫検査、移植手術後の血液中の薬物濃度測定などを通じて、医師・看護師・薬剤師などの医療スタッフとともに移植医療の一翼を担っております。また、骨髄幹細胞ならびに末梢単核球を用いた再生治療にも携わっています。

<血液製剤専用の冷蔵庫・冷凍庫>

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<バーコード運用による血液製剤の運用>

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<分割製剤・クリオプレピシテート製剤の作成>

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最終更新日 2016年07月01日

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