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脳血管リハビリテーション科

診療実績

診療科別 理学療法依頼件数

グラフ1

平成24年度から平成28年度までの診療科別の理学療法依頼件数の推移です。全ての診療科において依頼件数の増加を認めています。

脳内科から依頼のあった患者さんの退院先(自宅・転院)割合

グラフ2

平成24年度から平成28年度までに脳内科から理学療法依頼のあった患者さんの退院先のうち、自宅退院または転院の割合の推移です。当センターは近隣の回復期リハビリテーション病院との地域連携を円滑に行っています。

脳内科から依頼のあった患者さんの平均入院期間

グラフ3

平成24年度から平成28年度までに理学療法を行った患者さんの平均入院期間の推移です。入院期間は、年々短縮傾向にあります。

平成28年度 言語聴覚療法依頼内容

グラフ4

言語聴覚療法の対象の患者さんも年々増加しており、脳内科及び脳外科からの依頼が約8割を占めます。平成28年度の依頼件数は1142件に達し、その内訳は失語症が278件、失語症以外の高次機能障害が363件、音声・構音障害が499件、嚥下障害が257件でした。失語症と嚥下障害、失語症以外の高次機能障害と音声・構音障害と嚥下障害など、ひとりの患者さんに依頼内容が2つ以上の場合も有るため、患者さんの実数は1397人です。

失語症やそれ以外の高次脳機能障害は急性期の不安定な病態や心理面に配慮しながら、可能な限り定式的な検査を試み、回復期リハビリテーション病院への転院の必要性を検討し、必要に応じて、検査結果・訓練経過を転院先へ申し送ります。

嚥下障害は脳内科では、医師と看護師とで初期評価を行い、経過を診ていくシステムが確立されています。その一方で、心臓内科および心臓外科からの依頼はほぼ全例が嚥下障害で、重症心不全や術後の反回神経麻痺、長期臥床・廃用症候群などが原因となっています。

調査・研究の取り組み

脳血管リハビリテーション科における依頼の約6割が脳内科および脳外科からの依頼です。よって、脳血管疾患が主たる対象疾患です。さらに当センターの特徴として、救急医療を担っていることより、急性発症による脳血管障害が大半(8-9割)を占めています。
当科の取り組みとして、①リハビリテーション・データベースの構築、②脳卒中急性期リハビリテーションへの下肢装着型(HAL®)の導入、③急性期脳卒中後の機能回復メカニズムの画像(テンソル、PET)を用いた解析の3点をテーマとした研究活動を行っており、結果については関連学会などで発表しています。
2013年以降の業績は、学会発表が41演題、執筆原稿が11編です。

学会発表(発表年順)

  1. 奥野八寿子,尾谷寛隆,山内芳宣,峯哲也,上原敏志:急性期脳梗塞患者における臨床病型と基礎疾患との関係について.第47回日本作業療法学会.大阪国際会議場,大阪,2013年6月28日-30日
  2. 島田幸洋,山内芳宣,碇山泰匡,尾谷寛隆:意識障害とPusher現象を呈した症例に対する急性期脳卒中理学療法の経験.第25回大阪府理学療法学術大会.大阪国際会議場,大阪,2013年6月30日
  3. 河合哲平,山本幸夫,碇山泰匡,尾谷寛隆:出血性梗塞により症状の変動を認めた一症例.第25回大阪府理学療法学術大会.大阪国際会議場,大阪,2013年6月30日
  4. 山内芳宣,尾谷寛隆,碇山泰匡,太田幸子,山本幸夫,豊田一則,上原敏志:Correlation between Functional Status and the Length of Acute Hospital Stay in Stroke Patients Transferred to Convalescence.第6回韓日合同脳卒中カンファレンス.グランフロント大阪,大阪,2013年10月6日
  5. 山内芳宣,山本幸夫,尾谷寛隆,上原敏志,山中敏彰,長束一行:基礎疾患のない「めまい感」や「ふらつき」に対する運動療法の有効性について~身体機能と重心動揺に着目した報告~.第67回国立病院総合医学会.ホテル金沢,金沢,2013年11月8日-9日
  6. 山本幸夫,山内芳宣,尾谷寛隆,上原敏志,山中敏彰,長束一行:基礎疾患のない「めまい感」や「ふらつき」に対する運動療法の有効性について~歩行能力と日常生活の支障度に着目した報告~.第67回国立病院総合医学会.ホテル金沢,金沢,2013年11月8日-9日
  7. 尾谷寛隆,碇山泰匡,太田幸子,山本幸夫,山内芳宣,上原敏志:急性期病院入院期間と回復期病棟転院時の動作自立度との関連.第67回国立病院総合医学会.ホテル金沢,金沢,2013年11月8日-9日
  8. 太田幸子, 尾谷寛隆,碇山泰匡,山本幸夫,山内芳宣,上原敏志:急性期脳卒中における早期リハビリテーション介入の効果〈5年間における検討〉.第67回国立病院総合医学会.ホテル金沢,金沢,2013年11月8日-9日
  9. 鎌田将星,山内芳宣,尾谷寛隆:感染性心内膜炎に多発性脳梗塞・脳出血を合併した症例に対する急性期理学療法.第26回大阪府理学療法学術大会.大阪国際会議場,大阪,2014年7月30日
  10. 山内芳宣,山本幸夫,尾谷寛隆,上原敏志,山中敏彰,長束一行:基礎疾患のない「めまい感」や「ふらつき」に対する運動療法の有効性について 健康関連QOLに着目した報告.第33回日本臨床運動療法学会学術大会.グランフロント大阪コングレコンベンションセンター,大阪,2014年9月6日
  11. 島田幸洋,山本幸夫,尾谷寛隆,上原敏志:急性期リハビリテーションにおける被殻出血および視床出血患者の臨床的特徴.第54回近畿理学療法学術大会.大阪国際会議場,大阪,2014年11月3日
  12. 太田幸子,尾谷寛隆,竹中悠司,上原敏志:急性期脳卒中患者のNIHSSを用いた転帰の予測.第54回近畿理学療法学術大会.大阪国際会議場,大阪,2014年11月3日
  13. 山内芳宣,河合哲平,尾谷寛隆,上原敏志:当科におけるリハビリテーションカンファレンスの実施状況.第54回近畿理学療法学術大会.大阪国際会議場,大阪,2014年11月3日
  14. 河合哲平,山内芳宣,尾谷寛隆,上原敏志:当院脳卒中急性期患者に対するリハビリテーション実施状況について.第54回近畿理学療法学術大会.大阪国際会議場,大阪,2014年11月3日
  15. 山内芳宣,尾谷寛隆,豊田一則,上原敏志:急性期脳卒中リハビリテーションにおける10年間の経年変化について.第40回日本脳卒中学会総会.リーガロイヤルホテル広島,広島,2015年3月26日-3月29日
  16. 鎌田将星,尾谷寛隆,碇山泰匡,山内芳宣,長束一行,豊田一則,上原敏志:急性期病院における脳卒中再発例の臨床像.第56回日本神経学会学術大会.朱鷺メッセ,新潟,2015年5月20日-5月23日
  17. 奥野八寿子,尾谷寛隆,山内芳宣,峯哲也,中本沙希,豊田一則,上原敏志,長束一行:急性期脳卒中患者における上肢機能評価Action Research Arm Testの妥当性の検討.第56回日本神経学会学術大会.朱鷺メッセ,新潟,2015年5月20日-5月23日
  18. 鎌田将星,尾谷寛隆,碇山泰匡,上原敏志:急性期病院における再発性脳卒中患者の臨床的特徴.第50回日本理学療法学術大会.東京国際フォーラム,東京,2015年6月5日-6月7日
  19. 山本幸夫,島田幸洋,尾谷寛隆,上原敏志:被殻出血及び視床出血患者の急性期病院退院時における歩行能力.第50回日本理学療法学術大会.東京国際フォーラム,東京,2015年6月5日-6月7日
  20. 峯哲也,尾谷寛隆,上原敏志:急性期リハビリテーションにおける橋病変の病型別ADLおよび転帰について.第49回日本作業療法学会.神戸国際会議場,兵庫,2015年6月19日-6月20日
  21. 竹中悠司,山本幸夫,山内芳宣,碇山泰匡,尾谷寛隆:延髄外側の出血性梗塞によりWallenberg症候群のlateropulsionに加え深部感覚障害・運動麻痺を呈した症例.第27回大阪府理学療法学術大会.大阪国際会議場,大阪,2015年7月20日
  22. 尾谷寛隆,中村歩美,山内芳宣,上原敏志,山本晴子:当院職員を対象とした健康管理イベント「ダイエット作戦」の活動報告.第69回国立病院総合医学会.ロイトン札幌,札幌,2015年10月2日-10月3日
  23. 中本沙希,峯哲也,山本幸夫,尾谷寛隆,上原敏志:脳卒中急性期作業療法の橋病変患者における機能・能力障害の病型特徴.第69回国立病院総合医学会.ロイトン札幌,札幌,2015年10月2日-10月3日
  24. 太田幸子,尾谷寛隆,碇山泰匡, 上原敏志:当院における土曜リハビリテーション実施前後の比較.第69回国立病院総合医学会.ロイトン札幌,札幌,2015年10月2日-10月3日
  25. 碇山泰匡,尾谷寛隆,山内芳宣,鎌田将星,上原敏志:脳卒中再発患者における脳梗塞再発例と脳出血再発例の臨床的特徴~リハビリテーションの見地から~.第69回国立病院総合医学会.ロイトン札幌,札幌,2015年10月2日-10月3日
  26. 島田幸洋,山本幸夫,尾谷寛隆,上原敏志:急性期被殻出血患者における病変側における能力の差異について.第55回近畿理学療法学会学術集会,神戸国際展示場,神戸,2015年11月21日-11月22日
  27. 尾谷寛隆,河合哲平,碇山泰匡,上原敏志:近年における急性期脳卒中対象患者およびリハビリテーション実績の動向~自施設における2008年度と2013年度との比較から~.第12回日本神経理学療法学会学術集会,福岡,2015年11月26日-11月27日
  28. 太田幸子:ケーススタディ・シンポジウム「脳のシステム障害と理学療法」.第5回サテライトカンファレンスin大阪(日本神経理学療法学会),大阪,2016年1月31日
  29. 山本幸夫,尾谷寛隆,上原敏志,菅野康夫:循環器疾患の緩和ケアにおけるリハビリテーション.第80回日本循環器学会学術集会,仙台国際センター,仙台,2016年3月18日-3月20日
  30. 島田幸洋,山本幸夫,尾谷寛隆,上原敏志:急性期被殻出血患者における血腫量別の退院時日常生活動作能力および退院先について.第41回日本脳卒中学会総会.ロイトン札幌,札幌,2016年4月14日-4月16日
  31. 山内芳宣,尾谷寛隆,上原敏志:理学療法士による急性期脳卒中患者に対する初回評価時予後予測の精度について.第41回日本脳卒中学会総会.ロイトン札幌,札幌,2016年4月14日-4月16日
  32. 大江真衣,大畠明子:脳出血後に退行による構音の誤りが生じた小児の一例.第17回日本言語聴覚学会.ロームシアター京都,京都,2016年6月10日-6月11日
  33. 大畠明子:シンポジウム 失語症のリハビリテーション~急性期:ST介入の意義と課題~.第17回日本言語聴覚学会.ロームシアター京都,京都,2016年6月10日-6月11日
  34. 山内芳宣,上原敏志:The accuracy of outcome predictions based on the initial assessment by physical therapists in acute stroke.13th Asian Confederation for Physical therapy,Berjaya Time Square Hotel,Kuala Lumpur,Malaysia,7-8  Oct.2016
  35. 尾谷寛隆:シンポジウム 理学療法の可能性を探る(急性期).第28回大阪府理学療法学術大会,大阪国際会議場,大阪,2016年7月10日
  36. 鎌田将星,尾谷寛隆,坂口平馬,福山緑,勝原寛子,坪井志穂,田村まどか,白石公,市川肇,福嶌教偉,横田千晶:小児用補助人工心臓装着患児への多職種連携による包括的なリハビリテーションが奏功した1症例.第54回日本人工臓器学会大会.米子コンベンションセンター,鳥取,2016年10月23日-25日
  37. 尾谷寛隆,松岡雅一,冨岡正雄,佐浦隆一:平成28年度熊本地震における大阪府理学療法士会の支援活動について.第22回日本集団災害医学会総会・学術集会.名古屋国際会議場,名古屋,2017年2月13日-15日
  38. 尾谷寛隆:シンポジウム 脳血管障害に対する再発予防の取り組み.第2回予防理学療法学会サテライト集会.名古屋学院大学,名古屋,2017年3月5日
  39. 島田幸洋,山本幸夫,尾谷寛隆,猪原匡史,豊田一則,後藤葉一,横田千晶:急性期脳卒中患者におけるPusher現象の臨床的特徴.第42回日本脳卒中学会総会.大阪国際会議場,大阪,2017年3月16日-3月19日
  40. 峯哲也,尾谷寛隆,猪原匡史,豊田一則,後藤葉一,横田千晶:急性期リハビリテーションにおけるラクナ梗塞の初発と再発についての動作能力の違い.第42回日本脳卒中学会総会.大阪国際会議場,大阪,2017年3月16日-3月19日
  41. 太田幸子,尾谷寛隆,猪原匡史,豊田一則,後藤葉一,横田千晶:脳梗塞急性期血行再建術施行の有無による急性期リハビリテーションによる日常生活活動獲得の比較.第42回日本脳卒中学会総会.大阪国際会議場,大阪,2017年3月16日-3月19日
  42. 碇山泰匡,山内芳宣,尾谷寛隆,猪原匡史,豊田一則,後藤葉一,横田千晶:急性期リハビリテーション実績の動向:当院における2011年度と2015年度との比較.第42回日本脳卒中学会総会.大阪国際会議場,大阪,2017年3月16日-3月19日

ジャーナル・書籍

  1. 尾谷寛隆:急性期リハビリテーション.脳卒中レジデントマニュアル第2版.峰松一夫監,中外医学社.167-170,2013
  2. 尾谷寛隆:回復期リハビリテーション.脳卒中レジデントマニュアル第2版.峰松一夫監,中外医学社.204-205,2013
  3. 大畠明子:急性期リハビリテーション(言語聴覚療法).脳卒中レジデントマニュアル第2版.峰松一夫監,中外医学社.170-171.2013
  4. 尾谷寛隆:シームレスな理学療法の実現に向けて.大阪府理学療法士会誌 42.2-5,2014
  5. 尾谷寛隆:ラクナ梗塞(多発性脳梗塞).回復期につながる急性期理学療法の実際.井上悟,松尾善美編,文光堂.54-66,2014
  6. 碇山泰匡:脳出血.回復期につながる急性期理学療法の実際.井上悟,松尾善美編,文光堂.67-80,2014
  7. 尾谷寛隆・大畠明子:急性期リハビリテーション.SCUグリーンノート.豊田一則編,中外医学社.273-278,2016
  8. 山本幸夫,尾谷寛隆,上原敏志:特集 被殻出血と理学療法 被殻出血にみられる病態.理学療法ジャーナル50.625-631,2016
  9. 尾谷寛隆,横田千晶:話題の最新トピックス.5.上肢機能障害で進められるリハビリテーション:CI療法.エキスパートナース33.43-45,2017
  10. 山本幸夫:リハビリテーション職種の役割 フレイル.多職種カンファレンスで考える心不全緩和ケア.菅野康夫,安斉俊久監,南山堂.24-28、148-151,2017
  11. 尾谷寛隆:脳血管障害の運動療法‐早期.標準理学療法学 専門分野 運動療法学 各論 第4版.吉尾雅春編,医学書院.110-123,2017

最終更新日 2017年08月04日

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