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心血管リハビリテーション科

医療関係者の皆様へ

患者様の紹介や相談について

当院心血管リハビリテーション科の特徴

2023年の、当科リハビリテーション室での心臓リハビリ新規依頼件数は約1,500件で、実施単位数は年間約20,000単位です。新規依頼件数において、疾患別で多いのが、慢性心不全(2019年度実績にて33%)、心筋梗塞(25%)、狭心症(22%)であり、その他に、心臓術後、経カテーテル大動脈弁置換術後、大血管術後、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(肺動脈内膜摘除術後、バルーン肺動脈形成術後)、補助人工心臓装着後、心臓移植後、など多種類の疾患の依頼があります。

特に、心不全パンデミック時代を迎え、慢性心不全の新規依頼は、2015年以降年間200件前後と最多の割合を占め、原因疾患として、心筋症(拡張型・肥大型)、虚血性心疾患のみならず、ステロイド導入目的で入院中の心サルコイドーシスや、経皮的僧帽弁形成術(Mitra Clip)後、最近では、ビンダケル導入後の心アミロイドーシスの依頼もあります。

心臓移植待機中である重症心不全の補助人工心臓装着患者や静注強心薬投与中患者が、移植部医師の監視のもとで、リハビリ室で運動療法を実施しているのも、当院心リハ科の大きな特徴です。

近年、慢性心不全患者や心臓術後患者の高齢化・重症化に伴う身体デコンディショニングにより、病棟での低強度レジスタンストレーニングからリハビリを開始する症例が増加しており、そうした症例には当科と脳血管リハビリテーション科の理学療法士が協力して実施しています。

2019年7月開設した新病院の7階心血管リハビリテーション室は、1周80mのトラックを含む約1,400m2の全国的にも有数な非常に広い運動スペースを有しています。一般に有酸素運動の中でも、歩行は自転車こぎよりも運動中の心拍数が高くなります。運動処方の設定の際、心肺運動負荷試験(CPX)の結果のみならず、トラック歩行中の心拍数も参考にすることで、在宅運動療法で中心となる歩行時の目標心拍数を、より適切に設定することが可能になります。

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患者様のご紹介

心臓リハビリテーション参加をご希望、またはご検討中の患者様がいらっしゃいましたら、国立循環器病研究センター専門医療連携室(電話06-6170-1361、FAX 06-6170-1348)を通して、心臓・虚血の初診外来(担当医師:村田、三浦)にご紹介下さい。

急性心筋梗塞後の患者様へのリーフレット

カテーテル治療の普及により、急性心筋梗塞の治療に要する入院期間は短くなっています。短い入院期間の間に、心臓リハビリテーションの重要性をきちんと理解していただけるように、リーフレットを作成しました。

国立循環器病研究センター心臓リハビリテーション予約方法記載あり
リーフレット_予約方法記載あり.pdf

予約方法記載なし
リーフレット_予約方法記載なし.pdf

最終更新日:2024年02月27日

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