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予防健診部

予防健診部の概略

2002年に健康増進法が制定され、「健康日本21」として国民健康づくり運動が全国規模で展開されています。また平成20年度からはメタボリックシンドロームに着目した特定健診・特定保健指導が開始され、循環器病を予防するための健診が全国的に行なわれるようになりました。国立循環器病研究センター予防健診部は、新たな時代に即応する予防診療の拠点として体制を整えつつあります。現在、(1)特定健診・長寿医療制度に伴う健康診査、(2)保健指導、(3)禁煙外来、を主な診療業務として実施しています。また同意をいただいた受診者を対象として行っている研究は「吹田研究」と呼称され、わが国の循環器病予防のために必要な科学的な根拠を提供しています。

今後も循環器病の新たな発症要因を検索して予防に結びつけ、その全国的な普及を図ります。

施設認定

  • 特定健康診査機関
  • 特定保健指導機関

在職者

部長 宮本 恵宏
医長 小久保 喜弘
医長 渡邉 至
医師 中尾 葉子
室長 中村 雅一
室員 小山 勲
客員部長 岡村 智教 慶応義塾大学医学部
衛生学公衆衛生学
教授
客員部長 岡山 明 合同会社生活習慣病予防研究センター 代表
客員研究員 下内 章人 中部大学
生命健康科学部
教授
客員研究員 小林 貴 国立国際医療研究センター
国府台病院 循環器内科
医師
客員研究員 中嶋 克行 医療法人社団日高会
日高学術研究センター
研究部長
客員研究員 Tanvir Chowdhury Turin University of Calgary 助教
派遣研究員 山中 珠美 大阪大学医学系研究科
公衆衛生学教室
特任研究員
派遣研究員 來田 百代 大阪大学大学院歯学研究科
顎口腔機能再建学講座歯科補綴学
医員
派遣研究員 高阪 貴之 大阪大学大学院歯学研究科
顎口腔機能再建学講座歯科補綴学
医員
派遣研究員 菊井 美希 大阪大学大学院歯学研究科
顎口腔機能再建学講座歯科補綴学
医員
派遣研究員 橋本 栄 大阪大学大学院歯学研究科
顎口腔機能再建学講座歯科補綴学
大学院生
派遣研究員 藤井 克則 新潟大学大学院医歯学総合研究科
包括歯科補綴学分野
大学院生

対象疾患

  • 以下の疾患の健診受診後の非薬物療法:
    脂質異常症、高血圧、耐糖能異常、メタボリックシンドローム、肥満
  • 禁煙外来

診断法

  • 特定保健指導
  • 健康指導(集団健康教育、個別健康教育)
  • 栄養指導

治療法

健診受診者のうち該当者に特定保健指導や健康教育を行っています。医師による健診結果の説明だけでなく、食生活や身体活動などの生活習慣を改善することによって、将来の循環器病の発症予防につながる行動変容を目指します。

健診受診者で該当する方のうち同意を得られた人を対象として、適宜、研究検診を追加実施しています。今まで糖負荷検査、頸部エコー、心エコー、止血凝固能検査、睡眠時無呼吸症のスクリーニング検査などを実施してきました。これらの研究成果はわが国の循環器病予防の推進のために役立てられています。

CDC/CRMLNによる脂質標準化プログラム

米国の国立医学研究機関であるCDC(疾病対策予防センター)は、インフルエンザや伝染病などの感染症に対する予防対策基地として世界に広く知られていますが、内臓脂肪症候群(メタボリック・シンドローム)などの生活習慣病の危険因子とされる脂質(総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセライド[中性脂肪])の測定値を標準化する国際拠点として50年以上も前から知られています。このことから、CDCはWHO(世界保健機関)の疾病協力センターに指定されています。ここに標準化とは、病院などの臨床検査室が正確な測定値を受診者に報告できるように支援する品質管理システム(トレーサビリティ)のことです。

CDCを中心とするCholesterol Reference Method Laboratory Network (CRMLN) は、世界8ヶ国の8施設の脂質基準分析室で構成される国際的な標準化のためのネットワークです。1992年7月にアジアでは最初の脂質基準分析室として大阪府立健康科学センターの脂質基準分析室がネットワークの一員として正式登録され、標準化活動を継続して行いました。その後、2012年4月に国立循環器病研究センターの予防健診部に拠点を移し、世界中の臨床検査室や試薬メーカーを対象とした脂質の標準化で活動しています。CDCやCRMLNの基準分析室によって得られた高い精度の目標値は、各国の基礎的な健康調査(例えば、わが国では、国民健康・栄養調査や特定健診など)、大規模な疫学研究や臨床試験(治験)等で得られた測定成績の信頼性を保証し、相互比較するための基準として、欧米諸国で広<受け入れられ、今日では世界的に評価が定着しています。標準化は、皆様の目に直接触れることのない舞台裏の地味な仕事でありますが、測定成績の信頼性を裏付ける品質管理システムがあってはじめて、国民の皆様に質の高い測定成績が医師を通じて返却され、診断や治療や予防対策のお役に立っております。

下記に関係書類を掲載しています。

最終更新日 2016年07月01日

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