メニュー

腎臓・高血圧内科

さらに詳しく
糖尿病性腎症

糖尿病性腎症

 1998年以降、糖尿病性腎症は透析導入原疾患の第1位です。糖尿病の増加に伴い、糖尿病性腎症は増加しておりました。しかし、糖尿病性腎症に対する集学的治療の進歩により、ここ数年は透析導入原疾患に占める割合は減少傾向です。(図説 わが国の慢性透析療法の現況)

糖尿病性腎症の早期診断基準

糖尿病性腎症病期分類2023

糖尿病性腎症病期分類2023とCKDの重症度分類との関係

臨床経過(CKD診療ガイド 2012)

治療

 早期は厳格な血糖管理・血圧管理が重要です。腎症が進行するにつれ、微量アルブミン尿・蛋白尿抑制のため、アンジオテンシン受容体拮抗薬やアンジオテンシン変換酵素阻害薬を使用します。腎予後の改善と心血管疾患発症抑制が期待されるため、SGLT2阻害薬の投与も推奨されています。食事指導も大切です。塩分制限・カリウム制限・蛋白制限を行います。また、脂質異常症の管理も必要です。腎症に対し、これらの集学的治療を行います。

腎生検の適応(糖尿病性腎症と高血圧性腎硬化症の病理診断への手引き)

最終更新日:2024年01月10日

設定メニュー