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血管外科

大動脈ステントグラフト治療(弓部、下行、胸腹部、腹部)

これまでは大動脈瘤に対する手術法としては、人工血管置換術が大半を占めていましたが、最近になって「ステントグラフト留置術」と呼ばれる体の負担の少ない血管内治療も盛んに行われるようになりました(一部、人工血管置換術の項目でも説明)。

従来の人工血管置換術は、直接大動脈瘤を露出する必要があり、大きな創がなければ手術ができませんでした.しかし、ステントグラフト留置術は足の付け根の小さな創から、カテーテルという細い管を使って折りたたんだ人工血管を大動脈瘤の中に留置する方法ですので、体の負担がとても小さくなります。体の負担が少ない低侵襲な治療法としての特長を生かし、高齢者の患者さんや従来の手術の危険性が高い患者さんを中心にこの方法を実施しています。以前であれば手術侵襲の大きさから大動脈手術をあきらめざるを得なかった患者さんにとっても大きな福音となっています。

【日本で使用可能な胸部ステントグラフト】
図

【日本で使用可能な腹部ステントグラフト】
図

手術は基本的に全身麻酔で行いますが、全身麻酔すらも負担になる患者さんの場合には、局所麻酔で行うこともあります。最近ではステントグラフト留置術を受ける90歳以上の患者さんもめずらしくありません。
また、弓部分枝や腹部分枝が存在する部位のように、こぶの内側に新しい壁を作るだけでは治療ができない場合であっても、新しい通り道を作るバイパス手術を先行させるハイブリッド治療(写真①、②)という方法によって治療が可能になる場合もあります。

【写真① ステントグラフト治療・ハイブリッド治療】
写真①

【写真② ステントグラフト治療・ハイブリッド治療】
写真②

最終更新日 2016年07月01日

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