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臨床すすむ!プロジェクト

1「倫理委員会」って、ホントは何やってるの?

今回の現場の人

森田 秀樹もりた ひでき

◆国立循環器病研究センター
倫理委員会外部委員(市民の立場)

◆株式会社森田企画 代表取締役/登山ガイド/気象予報士

森田さんは、中学生の頃から山に登っていたという、根っからの登山家。

登山ガイドをされていて、今でも月の半分は山に登り、冬は山スキーのガイドをする一方で、夏はホエールウォッチングのツアーガイドもされているとか。

そんな森田さんは、医師でも研究者でもないのに、倫理委員会の委員をされています。

「倫理委員会って、どんなことをしているんだろう?」

森田さんにお話をうかがうことで、その答えに近づくことができそうです。

第8回 国立循環器病研究センター

倫理委員会に掛けられる研究の件数は増えているんですか?
エライことに、なってきています(笑)。
でも、今は「迅速審査」扱いができたので、
かなり楽になりましたね。
昔は全部、通常通り審査していたので、
時間が掛かっていました。
当日の負担軽減になりますから。
そうですね、でも、迅速審査扱いであっても、
「なぜ、そうなっているのか」を、
事前に一通り見ていかないといけません。
研究が増えてきているのは、どうしてですか?
国立循環器病研究センターの場合、
「病院の医師は、研究が業務ではない」と
いわれていた時期がありました。
それでも、やってはいましたが。
しかし、独立行政法人に変わってから、
ナショナルセンターは、診療だけじゃなく、研究もするところ」
と位置付けられ、積極的に研究ができるようになったんです。
国立循環器病研究センターには、病院と研究所の両方あるじゃないですか。
やっぱり、病院の先生も研究に携わると?
病院でないとできない研究もあります。
また、研究所には理学部出身の研究者などもいますので、
そういう方は病院の先生と組まないと
患者さんに参加してもらう臨床研究ができません。
だから「組んでやりなさい」といわれるようになりましたね。
研究所と病院で、研究シーズのアイデア交換は
以前からやっていますが、
今は「職員みんなで研究しましょう」って奨励されています。
なんだか、森田さんがインタビュアーになってしまいましたね。
ほらね、好奇心の塊でしょ?(笑)

次回につづきます

分からない言葉はこちらで「臨床すすむの用語解説」

迅速審査
既に承認された進行中の治験等にかかわる軽微な変更などを、本会議には掛けず、倫理委員会委員長が指名する委員による審議で審査すること。〔軽微な変更とは、治験の実施に影響を与えない範囲で、被験者に対する精神的及び身体的侵襲の可能性がなく、被験者への危険を増大させない変更をいう。(医薬品GCP省令第28条第2項)〕
ナショナルセンター
国立高度専門医療研究センターのこと。国民の健康に重大な影響のある特定の疾患などに係る医療に関して、調査、研究及び技術の開発並びにこれらの業務に密接に関連する医療の提供、技術者の研修などを行うことを目的とする法人。研究内容ごとに6つのセンターがあります。
理学部出身の研究者
理学部出身の研究者 国立循環器病研究センター研究所には、理学部、工学部など、医師以外の研究者も多く在籍しています。
シーズ
語源は「seeds(種)」。研究開発や新規事業創出を推進していく上で必要となる発明・技術や能力、人材、設備などのこと。主に科学技術やマーケティングなどの分野で使われます。IT関係出身の森田さんらしい表現です。

今回の出席者「プロフィール紹介」

臨床すすむ
普段は病院で臨床研究に没頭する熱血医師。その情熱が高じて、治験や臨床研究啓蒙のため東奔西走する現代医療のヒーロー。
森田 秀樹
国立循環器病研究センター倫理委員会外部委員(市民の立場)、株式会社森田企画 代表取締役/登山ガイド/気象予報士。

山本 晴子
国立循環器病研究センター、研究開発基盤センター先進医療・治験推進部所属。脳卒中患者を診ること20年の医師。
土井 香
国立循環器病研究センター
研究開発基盤センター
臨床研究部所属。
看護師経験10ウン年を経て、リサーチナースに。

最終更新日 2014年07月07日

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