ホーム > 病院について > ハイブリッド手術室システム

ハイブリッド手術室システム

ハイブリッド手術室とは

ハイブリッド手術室とは、手術室と心・脳血管X線撮影装置を組み合わせた手術室のことで、手術室と心・脳血管カテーテル室、それぞれ別の場所に設置されていた機器を組み合わせることにより、最新の医療技術に対応します。

従来手術室で用いてきたX線透視・撮影装置は移動式であるためにX線装置の出力不足や透視画像の精度不足により高度な術式に対応できない状況でした。また、他病院において、手術室内に既存の心・脳血管カテーテル造影X線撮影装置を導入した事例はあります。しかし、X線撮影装置と手術台がそれぞれ独立して設置されているために装置間で干渉し合う欠点がありました。

今回設置されたハイブリッド手術室では、高精細なX線撮影を行い、直ちに高画質な3次元画像を作成、観察することができます。それにより血管修復の手術である大動脈ステントグラフト(TEVAR:thoracic endovascular aortic repair, EVAR:Endovascular Aneurysm Repair)などの先進的な手技を迅速かつ安全に実施することが可能となります。また、大動脈狭窄症患者への径カテーテル大動脈弁置換術(TAVI:Transcatheter Aortic-Valve Implantation)も行われています。そのほか、一般に手術手技とX線撮影を合わせて行う様な手技や全身麻酔下でX線撮影を行う場所に威力を発揮します。

当センターのハイブリッド手術室の主な特徴

  • 本格的なハイブリッド手術室は日本初(アジア太平洋地域初)です。(2011年1月現在)
  • 本システムは、双方の機器がコンピュータにて制御され、機器同士の干渉もなく、より安全に可動できます。
  • また、最高性能のX線撮影装置と手術台が互いに位置情報を確認しながら、手術室における3次元画像のX線撮影が可能です。

遠位弓部大動脈瘤に対して頸部バイパス(右腋窩-左総頸-左鎖骨下動脈バイパス)を施行後(↑)。ステントグラフトを遠位弓部まで運び(左)展開(右)

稼働の背景および目的

高度専門医療機関として、治療能力の更なる向上へ

〜将来、大動脈弁疾患の経皮的動脈弁置換術に対応も〜

  • 当センターは循環器病の高度専門医療機関であり、診断・治療に最新の医療技術を利用した高性能装置を導入し、最高の技術レベルを維持する必要があります。
  • 最近、大動脈ステント内挿術(TEVAR、EVAR)、径カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)などのX線透視・撮影を併用した手術手技が発展し、当センターでも多数実施されるようになり、本格的手術が実施可能な高性能のX線撮影システムが必要になりました。
  • 全身麻酔下での経皮的カテーテル治療やバイパス術等の手術に対しても優れた機能性、操作性、安全性のあるハイブリッド手術室の導入により、治療能力の更なる向上を目指しました。

構成内訳

  • ハイブリッド手術対応型心・脳血管X線撮影システム
  • AlluraXper FD20(ハイブリッドOR仕様) フィリップス社製
  • マグナス手術台(マッケ社製)
  • シーリングサプライユニット(マッケ社製)
  • 手術用照明器 H LED(マッケ社製)

 ハイブリッド手術室の広さ・・・・・・・・・・・・約42㎡

 清浄度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラス1,000(一般手術室と同等)

最終更新日 2011年01月12日

ページ上部へ