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斎藤 俊輔(さいとう しゅんすけ)

大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科

私が見た心臓移植・補助人工心臓治療

我が国で臓器移植法施行後、1999年に最初の心臓移植が行われてから18年以上が経過し、すでに300例を超える心臓移植が行われた。我が国における心臓移植の10年生存率は約90%であり、欧米の成績と比較しても良好である。一方でドナー不足は深刻な問題で、年間約50例行われる心臓移植に対して、登録された待機患者は580人を超えている。このため、待機患者は補助人工心臓装着下に長期間の移植待機を余儀なくされている。

我が国では長年、体外式の補助人工心臓しか保険認可されておらず、多くの患者さんがこの人工心臓の合併症により移植待機中に命を失っていた。現在は複数機種の植込型補助人工心臓が臨床使用可能となっており、重症心不全に対する治療戦略も大きく様変わりしている。

私は2000年に大阪大学を卒業し、我が国における心臓移植・補助人工心臓治療の歴史的変遷を間近で目撃してきた。これまでの私の重症心不全治療との関りについて報告する。

最終更新日 2017年05月15日

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