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上嶋 健治(うえしま けんじ)

臨床家・研究者としての人生を変えたレジデント生活

京都大学医学部附属病院
臨床研究総合センター EBM推進部 教授

和歌山県立医科大学を卒業後、直ちに循環器内科学講座の大学院博士課程に進みました。学位の取得にも目途がついたところで、当時の増山教授から国循のレジデントの応募への打診があり、基礎研究には己の限界を感じていたことと、元々臨床志向が強かったので、エコーのプローベもカテーテルも触ったことがないにも拘らず、二つ返事で応募させて頂きました。レジデントの3年間では、血流ドプラ心エコー図(当時は国循独自のアロカのプロトタイプ)などの最新の医療機器や豊富な症例から多くのことを学び、中でも運動負荷試験と心臓リハビリはCCUの斎藤宗靖先生の薫陶を大いに受けました。その後も運動心臓病学との関わりから、Long Beachの退役軍人病院への留学をはじめ、日本心臓リハビリテーション学会の年次総会会長を務めたり、運動負荷試験に関する著作もいくつか出版することができました。さらに、CCUの主任医長であった平盛勝彦先生には、レジデント期間の終了後も引き続きCCUのスタッフとして2年弱の間お世話になりました。平盛先生が岩手医科大学の教授として赴任されてからは、同大学でポストを頂き、循環器医療センターの設立はもとより、予防医学や大規模臨床試験などを含めて多くのことを学ぶ機会を頂きました。20年余のご指導を受ける中で、救急医療から疫学研究・臨床試験まで、また高血圧から虚血性心疾患まで、さらには虚血性心疾患の急性期治療から慢性期リハビリまで、幅広い範囲の研究に従事するとともに、多くの研究者と親交を深めることができました。現在の仕事の基礎体力を培えたものと考えています。
レジデントの皆様には、今の生活は掛け替えのない時期であるとの自覚を持ち、自分自身への大いなる投資と考えて精進して頂ければと思っています。今回の内容の幾ばくかが皆さんの心に届けば望外の喜びです。

最終更新日 2014年06月03日

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