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大郷 恵子(おおごう けいこ)

「循環器病理のとりこになった私 -NCVCファミリーに育てられた一人の女性医師からのメッセージ-」

吉原 史樹

国立循環器病研究センター
臨床病理科 医師 大郷恵子

今回NCVC卒業生としてお話させて頂くことになりました。それは①年齢的にも立場的にもレジデントの先生に身近な若いスタッフである、②循環器専門医取得後、病理シニアレジデントを経て循環器病理に進んだ特殊性、③NCVC病理スタッフとして働く子育て真最中の女性医師である、などによると理解しております。これまで周囲から背中を押してもらって「チャレンジ」し、少しずつ成長させてもらってきた私ですが、何に対してでも「オープンマインド(目、耳、心を開いている)」で接することは常に心がけてきました。恩師でありNCVCの大先輩である大江透先生(前岡山大学循環器内科学教授)の奨めで顕微鏡を見始めたのもその一つですが、それが高じてNCVCの病理シニアレジデントになったのは大きなチャレンジでまた転機となりました。国内随一の循環器病理検体数を誇る同部で、圧倒されながらも剖検、生検、外科検体を通して患者さん・疾患と日々向き合い、専門家の先生方の厚い指導の下で考え、臨床側ともdiscussionできるというNCVCならではの2年間を過ごし、基礎と臨床との架け橋にもなる循環器病理の虜になりました。その後、留学や出産などの分岐点を経て、再びNCVCで循環器病理を専門として働ける今があるのは、大江先生はもちろんのこと、シニア時代から現在を通じ多方面にわたり的確で温かい指導を下さる植田初江部長(やはりレジデント出身)、理解ある職場スタッフ、「やらせてみよう」という懐の深いNCVCの土壌と女性医療者支援(おひさま保育所の新設など)のおかげであり、家族(夫:レジデント出身、長女:ベビーレジデント1期生、両親ら)のサポートがあってこそと感謝し日々励んでおります。
レジデントの皆さんが身を置かれる状況は各々異なりますが、NCVCファミリーに育てられたひとつのモデルとして私の経験をお話しすることで、これから皆さん自身がロールモデルとなっていくプロセスの何かしらのヒントや元気の素になることができればこれほど幸せなことはありません。

最終更新日 2013年07月12日

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