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沼田 智(ぬまた さとし)

沼田 智

私の心臓血管外科トレーニングと留学

福井循環器病院 
心臓血管外科 医長 沼田 智

私は1998年4月から2003年3月までの5年間、レジデント、シニアレジデントとして国立循環器病センター心臓血管外科に勤務いたしました。私がレジデントを志したきっかけはいくつかあります。一つは教室の先輩方の影響です。1998年の1月に現京都府立医科大学 心臓血管外科教授の夜久均先生がオーストラリア留学から戻られ、研修医として勤務していた我々は夜久先生の影響を直に受けました。私も夜久先生と同様に国立循環器病センターレジデント、海外留学という道筋を目指して、夜久先生のような外科医になりたいと思っておりました。二つ目は1997年7月、臓器移植法案が成立し、国立循環器病センター、大阪大学病院、東京女子医大病院での心臓移植が開始されることとなった事です。「難しいことはわからないが、最先端の施設で最先端の手術を経験したい、時代を感じたい」そんな気分だったように思います。卒後4年目から働き始めた国立循環器病センター心臓血管外科での仕事は噂に違わず、ハードなものでしたが、充実した日々を送ることができ、貴重な経験をたくさん積むことができました。
国立循環器病センターを修了したのち、当時の総長の北村惣一郎先生にシンガポールのNational University Hospitalに臨床留学を紹介していただき、2004年から着任することができました。その後、シンガポールでの邂逅からオーストラリアのJohn Hunter Hospitalへの留学が実現することになり、多くの執刀症例を経験することができ、2010年に帰国いたしました。レジデントを経験したことで多くの友人が出来たばかりでなく、その後の臨床経験や臨床研究―学会発表の道筋までも付けて頂いた形になり、お世話になった先生方には感謝の言葉もありません。レジデントの皆さんには私のような平凡な外科医がどのようにトレーニングを積んでいったか、臨床研究を学んでいったかの一例を提示して、参考にしていただけたらと思います。

最終更新日 2013年07月12日

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