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木村 一雄(きむら かずお)

継続と変化を求めて

木村 一雄

横浜市立大学附属市民総合医療センター
心臓血管センター 教授 木村 一雄

卒後3年目に市中病院に一般内科医としてなんとなく満足できない毎日を過ごしていました。このような状況で上司よりNCVCレジデント募集に応募することを勧められすでに募集期間は過ぎていましたが、面接試験を受けることが出来ました。このようにNCVCで研修することに強いモチベーションがあった訳ではありません。勤務当初は医療レベルに圧倒され日々の仕事を行うだけで精一杯の毎日が続きました。レジデント2年目に入ったころに、現副院長の小川先生から土師先生を紹介してあげるから臨床研究をするようにとのアドバイスを受けました。土師先生には厳しく指導されましたが内に優しさがあり今でも私にとって第一の恩師です。

3年間のレジデントを修了し横浜に戻りましたが、自分にはまだまだ学ぶことが多いと思い1年後に研究生として無給でCCUで研修しました。この1年間がその後の医師としての人生を決定したと思います。再度横浜に戻ったところ大学病院に救命センターが設置されその中にCCUが作られることが急遽決定されました。先輩に希望者がいないため卒後9年目で責任者になりNCVCをモデルとしたCCUを作ることにしました。カンファランス開始は8時10分、平盛ノートの代りとなる木村ノートなどは現在まで記載されています。病態を考えた治療を重視し、病歴や身体所見、心電図、心エコー法などを中心とした議論を行うように努めることなど20年以上変わらず続けています。このため研究に関しても現場に則した臨床研究が中心です。私の座右の銘に「継続は力なり」という言葉があります。しかし、継続することでの弊害である硬直は進歩を妨げます。以前、恩師の平盛先生が10年が1つの時代、next oneを考え進めていくことが重要とお話されたことがあります。継続と変化を並行して進めていくことが大事と考えています。レジデントの先生方には近い将来にとらわれず、今、若い時にしか出来ないことを実行していただければと思います。

最終更新日 2013年07月12日

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