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松岡 秀樹(まつおか ひでき)

「最高の環境に巡り会える幸福」

松岡秀樹

鹿児島医療センター脳血管内科
松岡 秀樹

そもそも私は,2年間の研修後,循環器内科の勉強をしたいと考えてNCVCのレジデント試験を受験しました。しかし見事に失敗したところを山口武典先生に拾っていただき,脳血管内科医としての道を歩み始めました。その後は山口先生や峰松一夫先生をはじめ先輩方の,患者さん自身やその検査所見,または膨大なデータや論文に至るまで,多くの情報の中から重要な情報をとらえる厳しい眼力と,飽くなき探究心に衝撃を受けるとともに,脳血管障害診療の「醍醐味」を教え込まれ,そのままこの道にのめり込んでしまいました。私にとっては非常に幸運かつ幸福なこの出会いのお陰で,今でも幸せに仕事が出来ています。
ただ私自身のレジデント時代は,というと血管造影検査ばかりしており,少なくとも「研究者」としてはあまりにも落ちこぼれでした。しかし峰松先生はそんな私にも色々とテーマを与えて下さり,最終的には当時内科医ではほとんど手を出せていなかった急性期血管内治療の分野にも進出できるシステムも構築できました。NCVCは「国立」という縛りの下で,自由にはいかない部分も多く,「最先端の技術」を学ぶという点では必ずしも十分ではないかもしれません。しかし一方で,やる気さえあれば何でも可能な場所だと思います。皆さんもいろいろなことにチャレンジし,開拓していって欲しいと思います。
NCVCのように,全国各地から集まった精鋭に囲まれ,大学医局の垣根を越えて切磋琢磨できるこのような環境は他にはあり得ないと思います。またNCVCの魅力の一つは,自分の専門分野のみならず,他科関連分野についてもトップの知識と経験を得られ,さらに看護スタッフや技師の方などにおいても一流であることだと思います。最高の環境と先輩方に巡り会えた皆さんは,私と同様に既に幸運であり幸福な状態だと思います。この重要な時間を無駄なく有意義に過ごされることを心より願います。

最終更新日 2012年06月12日

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