国立循環器病研究センター

メニュー

医療人の育成

心臓血管外科部門 – 研修内容

印刷用PDF

研修内容(レジデントプログラム・専門修練医プログラム)

レジデントプログラム

 レジデントプログラムは、1)平成27年以前卒の後期研修途中者、3)外科専門医取得済み(もしくは取得見込み)者、3)プログラム間移行でNCVCで研修希望する者を対象としています。

 本プログラムの目標は、心臓血管外科一般の基礎の習得から技術を習熟し、さらに専門性を決定・追求することである。それに加えて、臨床研究を行い海外での研究発表・英語論文発表などの業績を残すことです。個々の希望・技量・ステージに応じて、最長3年の間に柔軟にプログラムを組むことで、外科専門医取得に必要な経験を蓄積することを最低目標とし、心臓血管外科専門医申請のため必要な点数と業績を獲得することを目標に据えています。

 なお、平成30年3月以降に初期研修修了で、所属すべき外科専門医プログラムが未定の場合は、NCVCと連携する外科専門医プログラムを紹介し、心臓血管外科研修をNCVCプログラムとするよう調整します。また所属する外科専門医プログラムがすでに決定している場合は、そのプログラム基幹施設と連絡を取りNCVCが連携病院となるように調整します。平成29年3月以前に初期研修を修了し、現在後期研修中の者、あるいは外科専門医取得済み(見込み)の場合、個々の希望と技量に合わせた適切なプログラムを組み、その実績に応じて、1~2年での専門修練医プログラムへの移行を考慮します。またその他、各個人の希望に応じて柔軟に対応いたしますので不明点などあれば遠慮なく連絡を下さい。

 レジデントプログラム修了後は、1)専門修練医プログラムへの移行、2)基幹施設への帰還、3)海外留学、など、いずれも、全国各地から海外に至るまで多くの知己をもつスタッフが全面的にサポートする。

専門修練医プログラム

 専門修練医プログラムは、外科専門医取得済み(取得見込み)または2~3年以上の心臓血管外科修練を終えている者を対象としています。本プログラムの目標は、心臓血管外科の専門性のいずれかを追求し、臨床力の成熟とそれに応じた学術業績を残すことで独立した心臓血管外科医になるための礎を築くことです。

 卒後7-10年のこの時期には、独立した心臓血管外科医になるために自らが必要とする技量・業績・資格などの具体的な目標が明確になっています。この専門修練医プログラムにおいては、個々の希望・技量・ステージに応じてさらに柔軟なプログラムを組み、プログラム中に心臓血管外科専門医を取得することを最低目標に、また各種認定医・実施医の獲得を目指すものです。 

 既に心臓血管外科専門医取得済み(もしくは見込み)で、血管内治療、小児複雑心疾患、移植・補助循環、MICSなど各種Subspecialtyを追求し、その技量・知識・資格を獲得することを希望する場合は、希望に応じて最低半年間のプログラムを組むことが可能です。また、技量・業績・要望に応じて、連携大学院である大阪大学博士課程大学院、東北大学博士課程大学院、慶應義塾大学博士課程大学院への入学を考慮します。

 専門修練医プログラム修了後は、1)若手スタッフへの昇格、2)基幹施設への帰還、3)連携施設への異動、4)海外留学、など、個人の希望を聞きながらスタッフが全面的にサポートします。

最終更新日:2023年03月01日

設定メニュー