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生活習慣病にならない、なっても困らないための食事のコツ

予防健診部長 宮本恵宏

 

糖尿病や高血圧などの生活習慣病は食べ過ぎや運動不足等の不健康と思われる生活習慣が原因となり、健康状態が悪化している状態です。ですから、生活習慣病にならないように普段から食事と運動に注意をしなくてはいけません。しかし、生まれながらの体質やそれまでの生活習慣によって、残念ながら糖尿病を発症してしまうこともあります。そんな場合でも食事療法が大切であり、お薬を使った治療だけで糖尿病が良くなることはありません。糖尿病は網膜症、腎臓病、神経障害や心筋梗塞、脳卒中などの合併症をおこす病気ですが、糖尿病が生活習慣病だという理由は、その原因が生活習慣にあるというだけではなく、合併症にならないようにするためには生活習慣が最も大事だからです。

騎馬戦のたとえ糖尿病の治療を運動会の騎馬戦の馬に例えると、あなたが乗っている馬を組む3人のなかでも先頭の最も大事なポジションにあたるのが食事療法です。薬だけに頼ったり、運動をしているからどれだけ食べても良いと考えて食事をおろそかにしたりすると馬のバランスが悪くなり転倒して落馬する(合併症をおこす)ことになります。

また、食事をとりすぎないようにむやみに食事を制限すれば良いと考えるのも間違っています。特に糖尿病は食事で取り入れたエネルギーを効率よく使えなくなる病気なので、食事を制限しすぎることは低血糖を起こしたり、乳酸アシドーシスという命に関わる危険な状態になったりする原因となります。

ではこのような食事療法の基本はご存知でしょうか。食事の基本は①身長と普段の活動量できまる適正なカロリーをとること、②必要な栄養素をバランスよくとること、③塩分のとり過ぎに注意すること(食塩6g/日)、④間食をしないことです。適切な食事療法を実現するためには、病院の専門医や臨床栄養士から説明を受けて実行することが大切です。

最終更新日 2013年02月14日

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